『サブスタンス』観客のリアルな感想は?“狂気のエンタメ”は「超面白くて超怖くて超展開!」「ずっと口あんぐり」
第77回カンヌ国際映画祭脚本賞をはじめ、世界中で280の映画賞にノミネート&143の賞を受賞(※IMDb参照)。第97回アカデミー賞ではスリラージャンルの作品でありながら作品賞と監督賞など5部門にノミネートされた衝撃作『サブスタンス』が、5月16日(金)に日本上陸を果たす。
公開に先駆けて開催されたPRESS HORROR試写会で来場者にアンケートを実施したところ、「すごいものを観た!という衝撃が続いて、まだ心臓がドキドキしています」(30代・女性)や、「ここ一年で一番アドレナリンやドーパミンが出る映画だった」(20代・男性)と興奮冷めやらぬ声が続出し、90%を超える観客が「とても満足した」「満足した」と回答。いったいなにが観客の心を掴んだのか?本稿ではアンケートに寄せられたコメントをピックアップしながら、本作がもたらすかつてない“映画体験”を紹介していこう。
9割以上の観客が“満足”と回答!「観たことのない映画体験」
50歳の誕生日を迎えた元人気女優のエリザベス・スパークル(デミ・ムーア)は、容姿の衰えから仕事が減少し、“サブスタンス”という再生医療に挑戦する。手に入れた薬を注射すると、エリザベスの背を破って上位互換体のスー(マーガレット・クアリー)が出現。若さと美貌に加え、エリザベスの経験をも備えたスーはたちまちスターダムを駆け上がっていく。一つの心をシェアするエリザベスとスーには“1週間ごとに入れ替わらなければならない”という絶対的なルールがあったのだが、スーがそれを破るようになり…。
ショウビズ界の暗部に触れながら、ホラー映画やサイコスリラーといった従来のジャンル映画の枠組みを超えたストーリー展開と突き抜けたエンタテインメント性の高さで、主人公エリザベスの暴走と狂気を観客に提示していく本作。世界中の批評家からは斬新な語り口に驚愕する声が数多くあがっていたが、今回の試写会の来場者からも阿鼻叫喚の声が鳴り止まない。観客の70%以上が「度肝を抜かれた!」と答え、また半数以上が「こんな映画観たことない!」と大興奮。
「予想していた以上のものを見せてもらえた」(30代・男性)
「想像以上に興奮するストーリーだった」(20代・女性)
「ぶっ飛んだストーリー展開と、ルッキズムとエイジズムに対する逆襲の描き方の斬新さに度肝を抜かれた」(50代・女性)
「女性の美への欲望は男にはわからない。でも執着心として観ると、そうなるかなと思う」(50代・男性)
3分の1近い観客が「怖かった」など本作のスリラーとしての魅力に言及している一方で、「スカッとした!」という感想を抱く観客も少なくない。「超面白くて超怖くて超展開!」(30代・女性)、「気持ち悪さとポップさが完璧なバランスで含まれている映画」(20代・男性)など、観る人によって捉え方は多種多様。まさに「本当にこれまで観たことのない映画体験」(40代・女性)という言葉がしっくりくる作品になっているようだ。
最新情報は『サブスタンス』公式サイトをチェック
※通常料金(※ムビチケ利用不可、無料鑑賞不可)
※実施有無、上映時間、チケット購入方法など詳細は劇場HPをご確認ください。
※本作品はR15+指定作品のため、15歳未満の方はご鑑賞いただけません。
