「すべてが予想外」映画人たちがそろって“まさか”の太鼓判!『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』はここがすごい
「オリジナルと呼べる作品がこのクオリティで誕生したのが嬉しい」神武団四郎(映画ライター)
『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』のすごさはそれだけではない。「アップテンポでノリがよい展開に加えて、モフモフ感を匂わせたカラフルなビジュアルに引き込まれる。ユーモアが全編にあふれ、笑顔がはじける90分」と語る先述の相馬をはじめ、アニメーション表現の部分にも賞賛の声が多数寄せられている。
フル3DCGでたべっ子どうぶつたちの躍動を見事に描きだしたアニメーション制作は、日本生まれの人気ゲームをハリウッドで映画化した「ソニック・ザ・ムービー」シリーズも手掛けたマーザ・アニメーションプラネットが担当。ハリウッドが認めた最先端のセンスが余すところなく生かされ、キャラクターの愛らしさから想像力をかき立てられる背景、さらには終盤に登場する油絵タッチの映像など、ユニークな世界観が作り上げられている。
その卓越した映像表現には、実写からアニメまであらゆる映画作品に精通した大御所たちも太鼓判をおす。映画ライターの斉藤博昭は「アニメ作品としても“カラー効果”が絶大。ピンク、イエローなど、これまでのどんな映画とも違うクリスタルクリアな輝きを放ち、色が脳に幸福をもたらしてくれる魔法を実感した」とすっかり本作の世界観に魅了された様子。
また、同じく映画ライターの神武団四郎も「日本で長編アニメーションといえばコミックやTVアニメの劇場版が鉄板の中、オリジナルと呼べる作品がこのクオリティで誕生したのが嬉しい」と、本作が日本アニメの新たな1ページを切り拓くことに期待を寄せている。
「こんなに親近感があった映画はありません」吉田尚記(ニッポン放送アナウンサー)
劇中では、半世紀にわたってたべっ子どうぶつのパッケージを彩りつづけてきた、らいおんくんをはじめとした個性的でかわいらしいキャラクターたちが奔走する。さらに映画オリジナルのキャラクターとしてぺがさすちゃんが加わるだけでなく、映画だからこそ実現した“おかしーな”夢のコラボも!?
タレントのIMALUは「小さい頃から見ていた馴染みのある子たちがスクリーンに動いて出てきてくれるとやっぱりトキメキますね!」と楽しげに語り、ニッポン放送アナウンサーの吉田尚記も「何十年も無言で寄り添ってくれたあのキャラクターたちが、縦横無尽に饒舌に活躍する姿、こんなに親近感があった映画はありません」。さらに映画評論家・映画パーソナリティの伊藤さとりも「童心に返る映画」と語り、漫画家・コラムニストの辛酸なめ子は「ひとときの幸せを与えてくれるだけでなく、英単語の勉強にもなって……。そんなおかし界のスターとしての存在価値を改めて実感させられる映画でした」と語るように、長年親しまれてきた「たべっ子どうぶつ」だからこそ、今度はスクリーンで味わえるその懐かしさと喜びがあることを口々に語っている。
一方、そんな本作の根底にあるのは、やはり“おかし”という日本を代表する、そして何十年にもわたってあらゆる人々に親しまれてきた文化に対するリスペクトに他ならない。ギンビス社の「お菓子に夢を!」という企業理念を尊重しながら、映画だからこそできるテーマ性と、笑いや感動、癒しといったエンタメ要素をふんだんにプラスした仕上がりに。
「彼らを通じて、お菓子が僕らにとってどんな存在なのかをわかりやすく、そして楽しく描き出したのだ。子どものころに大好きだったお菓子のことを思い出す1作だ」とコメントを寄せたのは、アニメ評論家の藤津亮太。その言葉通り、キャラクター好きやおかし好き、アニメ好きの大人たちには懐かしさを伴って、また子どもたちにとっても新鮮さと楽しさにあふれ、まさしくおかしと同じように世代を問わず誰もが楽しめる作品となっているのだ。
このように想像を遥かに超えた完成度の高さで、大人たちの心もわしづかみにした本作。またストーリーだけでなく、ボイスキャストには松田元太、水上恒司、高石あかり、藤森慎吾、蒼井翔太など、各キャラクターにぴったり合った俳優・タレント・声優たちが業界の垣根を超えて夢の共演。そのたべっ子どうぶつたちが繰り広げる華麗なライブシーンや歌唱シーンなど、ミュージカル風の楽しさも満載だ。このゴールデンウィークは是非とも映画館に足を運び、愉快で魅力的なたべっ子どうぶつたちの活躍を見守ろう!