天才音楽家ベートーヴェンのイメージは、秘書のでっちあげだった!?バカリズム脚本×山田裕貴主演『ベートーヴェン捏造』公開決定
19世紀ウィーンで巻き起こる音楽史上最大のスキャンダルの真相に迫った歴史ノンフィクションの傑作を、日本で映画化した『ベートーヴェン捏造』が9月12日(金)に公開されることが決定。主演は山田裕貴で共演に古田新太を迎える。あわせてビジュアル、特報映像も解禁された。
ノンフィクション傑作「ベートーヴェン捏造 名プロデューサーは嘘をつく」を原作とする本作。耳が聞こえないという難病に打ち克ち、歴史に刻まれる数多くの名曲を遺した聖なる孤高の天才ベートーヴェンだが、実際の彼は下品で小汚いおじさんだった!?世の中に伝わる崇高なイメージを“捏造”したのは、彼の忠実なる秘書シンドラー。憧れのベートーヴェンを絶対に守るという使命感から、彼の死後、見事に“下品で小汚いおじさん(真実)”から“聖なる天才音楽家(嘘)”に仕立て上げる。
脚本は、ベートーヴェンの面白さに魅せられたバカリズム。「架空OL日記」、『地獄の花園』(21)など様々な話題作を手掛け、2023年に放送された「ブラッシュアップライフ」では第32回橋田賞、東京ドラマアウォード2023(脚本賞)など国内外で数々の賞を受賞。「ホットスポット」の盛り上がりも記憶に新しいが、本作では原作ノンフィクションを丁寧にひも解き、さらに緻密な取材を加え脚本化。世紀の大スキャンダルを、バカリズムならではのご近所感満載のユルい会話劇で描く。監督は星野源、藤井風、PerfumeなどのMVや話題のCMを多く手掛け、音楽を用いた映像演出にも定評がある、関和亮。バカリズムとは『地獄の花園』、「ケンシロウによろしく」に続くタッグとなる。
山田がベートーヴェンへの愛が重すぎる、忠実なる秘書シンドラー役で、愛ゆえに暴走していく姿を情熱的に、時にせつなく演じる。そして、シンドラーから熱烈に敬愛されるベートーヴェンを古田が演じ、日本を代表する実力派俳優が、まさかの⻄洋で実在した人物役で共演する。
本作は、大型LEDディスプレイに背景3DCGを表示し、その前で被写体を撮影するという最先端のバーチャルプロダクション撮影を実施。リアルなロケーションのようにバーチャル背景を撮影することで、日本に居ながらにして19世紀のウィーンを再現する。さらに、劇中ではベートーヴェンの珠玉の名曲を惜しみなく使用。リアルな映像×映画館の音響で聴くベートーヴェンの楽曲が、まったく新しい映画体験を生みだす。
解禁されたビジュアルではベートーヴェンの有名な肖像画を模して、実際に油彩で描かれた古田演じるベートーヴェンの肖像画を強く抱きかかえる山田演じるシンドラーの姿が。「暴走する愛が、歴史を変える」というコピーとも合わさり、ベートーヴェンを偏愛するシンドラーの姿を印象的に表現したビジュアルとなっている。特報では撮りたての本編映像もチラ見せ。ヴァイオリンを弾くシンドラーや指揮するベートーヴェンの姿に加えて、仲睦まじく談笑するシンドラーとベートーヴェンの様子や、肩を寄せ合う2人の姿が。
19世紀ウィーンで起こった⾳楽史上最⼤のスキャンダルをバカリズム脚本で映画化する『ベートーヴェン捏造』。はたしてどんな物語が紡がれるのか、公開を心待ちにしたい。