これぞ王者の貫禄!『名探偵コナン 隻眼の残像』がシリーズ新記録へ向け、公開3日間で動員231万人&興収34億円のスタート
『劇場版 僕とロボコ』が初登場!「鬼滅の刃」のテレビシリーズ特別編集版も
さて、ここからはランキングの2位以下の作品を簡単に紹介していくことにしよう。前週まで6週連続で1位をキープしていた『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』(公開中)は、例年通り「コナン」にその席を譲りわたすかたちとなり、2位にランクイン。
週末3日間の成績は動員7万4000人、興収9300万円と、前週からおよそ半減しているが、ほとんどの劇場がキャパシティの大きなスクリーンを『名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)』に割いていることを考えれば、まだまだ健闘しているほう。公開から45日間の累計成績は、動員が349万人を突破し、興収は42億円目前。まだ前作・前々作の最終成績に届いていないが、作品評価の高さから見るに、GW前後でもうひと伸びあっても不思議ではない。“春の王者”ドラえもんの底力に注目だ。
一方、公開7週目を迎えた『ウィキッド ふたりの魔女』(公開中)は前週に引き続き3位をキープ。こちらは週末3日間で動員6万1000人&興収9500万円と、興収だけではあるが、ここにきて『映画ドラえもん』を逆転することに成功。累計成績は動員194万人、興収30億円をそれぞれ突破している。
新作タイトルでは、「週刊少年ジャンプ」で連載中の宮崎周平によるギャグ漫画をアニメーション化した『劇場版 僕とロボコ』(公開中)が4位に初登場。また、前週2位に初登場したラミ・マレック主演の『アマチュア』(公開中)は5位となり、9位にランクインした『ファーストキス 1ST KISS』(公開中)は公開から11週連続でトップテン圏内をキープしている。
そして10位には『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』(7月18日公開)に向けて、「鬼滅の刃」のテレビシリーズ特別編集版を週替わりで上映する「鬼滅シアター」の第3弾『鬼滅シアター-「鬼滅の刃」特別編集版 劇場上映-』竈門炭治郎 立志編「鼓屋敷編」(公開中)がランクイン。5月9日(金)からは、日本歴代興収ランキング第1位に君臨する『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』(20)のリバイバル上映も予定されており、GW明けに「名探偵コナン」と「鬼滅の刃」が相見えることとなりそうだ。
以下は、1~10位までのランキング(4月18日〜4月20日)
1位『名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)』
2位『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』
3位『ウィキッド ふたりの魔女』
4位『劇場版 僕とロボコ』
5位『アマチュア』
6位『片思い世界』
7位『教皇選挙』
8位『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』
9位『ファーストキス 1ST KISS』
10位『鬼滅シアター-「鬼滅の刃」特別編集版 劇場上映-』竈門炭治郎 立志編「鼓屋敷編」
今週末は、結城真一郎の同名ミステリー小説をMrs.GREEN APPLEの大森元貴とtimeleszの菊池風磨ダブル主演で映画化した『#真相をお話しします』(4月25日公開)、世界的人気ゲームを実写映画化し全世界で大ヒットを記録している『マインクラフト/ザ・ムービー』(4月25日公開)、2023年に放送されたテレビドラマの劇場版『パリピ孔明 THE MOVIE』(4月25日公開)などが控えている。
文/久保田 和馬