「スター・ウォーズ」ガチファンたちが『ローグ・ワン』「キャシアン・アンドー」を全力推し「名もなき英雄たちがいたことを俺たちは忘れない！」
「『スター・ウォーズ』きってのダーティープレー」明かされてこなかった反乱軍の戦い
壮大な『ローグ・ワン』につながる「キャシアン・アンドー」。泥臭くも英雄的な最期を迎えたキャシアンの物語が描かれるとあって、クールなスパイアクションを想像した人も多かったかもしれない。しかし、本作でまず描かれたのは、様々なトラブルに見舞われながらも、生き抜くために必死にあがく彼のリアリティが追求されたドラマだった。
冒頭から帝国の保安隊員2人を殺害してお尋ね者となり、表向きは古物商をしながら反乱ネットワークを構築しているルーセン(ステラン・スカルスガルド)の手引きで反乱グループに加わることになるキャシアン。しかしその任務は、帝国職員の四半期分の給与を強奪するというもの。強大な帝国に立ち向かうには正攻法だけでは敵わない。反乱軍の活動には、だまし討ち、暗殺といった汚れ仕事があったことも示唆されており、そこが本作のこれまでのシリーズとは一線を画す、どんどん深みにハマっていくおもしろさといえる。それは土岡の「『スター・ウォーズ』きってのダーティープレー。帝国の支配を打ち破るための戦いは、一筋縄ではいかないという現実を見せてくる。いままでの『スター・ウォーズ』に縛られない、まったく違う作風だった」という言葉を見ても明らかだ。
「『戦え！』とスピーチするシーンは思い出すだけで最高です！」『ローグ・ワン』＆『エピソード4／新たなる希望』へと結実する小さな灯
劇中にはキャシアン以外にも、かつて元老院の議員を務めた政治家であり、『スター・ウォーズ／ジェダイの帰還(エピソード6)』(83)では反乱軍を指揮した重要キャラクター、モン・モスマ(ジュネヴィーヴ・オーライリー)も登場し、彼女がどのように反乱活動に身を投じていくのかも注目ポイントになっていた。そして、シーズン1のクライマックスではキャシアンの養母マーヴァ(フィオナ・ショウ)の葬儀が行われるのだが、彼女が遺したホログラムの言葉により、圧政に苦しむ人々のなかに次々と光が灯され、帝国の将校やトルーパーたちに反旗を翻していく。
IMALUが「キャシアン・アンドーの育ての親マーヴァがみんなに『戦え！』とスピーチするシーンは思い出すだけで最高です！」と振り返るように、この光景に胸が熱くなった人も多いだろう。関根も「アクションやセリフの一つ一つ、どれをとっても最高で、これがのちにルークやレイアが率いる反乱軍につながるだなんて」と語るように、小さい灯がやがて大きなうねりとなって、『ローグ・ワン』、そして『新たなる希望』へと結実していくのだ。
「次の展開が楽しみになる！」「登場人物たちがどのように成長していくのか？」高まる「キャシアン・アンドー」シーズン2への期待
いよいよ配信スタートとなる「キャシアン・アンドー」シーズン2。シーズン1のラストシーンでは、ナーキーナ・ファイブの刑務所に収容されたキャシアンがほかの囚人たちと強制的に作らされていたものが、デス・スターの一部であったことが明かされていた。戦う決意を固めたキャシアンはもちろん、彼とはまだまだ関わっていきそうなルーセン、様々なしがらみに苦悩するモン・モスマらの動向からも目が離せない。
土岡の「キャシアンの魂をフル稼働させた戦いはここからが本番！」、関根の「こんなにも次の展開が楽しみになる作品はスターウォーズのドラマシリーズでは初めてでした！」という言葉からも大きな期待感が伝わってくる。
そして、速水の「登場人物たちがどのように成長していくのか？『ローグ・ワン』へと直結するまでの4年間が描かれるのでとても楽しみです！」、がおーの「キャシアンがどう反乱軍と関わっていくのか、なぜ将校になったのかが見たい」の言葉通り、シーズン2は『ローグ・ワン』とのつながりもより強くなってくるはず。IMALUも「ドロイドのK-2SOが好きなので、シーズン2ではキャシアンとどんな掛け合いをするのかを楽しみにしています」と話すように、シーズン1では活躍が見られなかった、『ローグ・ワン』の人気キャラクターたちの登場を楽しみにしているファンも多いはずだ。
誰も知らなかった反乱軍誕生の物語が描かれる「スター・ウォーズ：キャシアン・アンドー」。その渦中にいるキャシアンにはどんな試練が待っているのか？シーズン2の展開に注目したい。
