レネー・ゼルウィガーが語る、ブリジット・ジョーンズが時代を超えて支持される理由とは?

レネー・ゼルウィガーが語る、ブリジット・ジョーンズが時代を超えて支持される理由とは?

レネー・ゼルウィガー主演のロマンティック・ラブコメディで、人気シリーズ第4弾『ブリジット・ジョーンズの日記 サイテー最高な私の今』(公開中)。本作は1作目から24年、シリーズ待望の最新作にして最終章となる。このたび、コミカルで等身大の“ブリジットらしさ”全開の本編シーンが到着した。シリーズを通して長い間愛されているブリジットが、いつの時代でも支持される理由をゼルウィガーが自ら語った。

【写真を見る】24年前と変わらない!気合十分に勝負パンティを選ぶ、ブリジット・ジョーンズ
【写真を見る】24年前と変わらない!気合十分に勝負パンティを選ぶ、ブリジット・ジョーンズ[c]2025Universal Pictures

恋、仕事、友達に、自分のための時間もすべて大事な30代女性の等身大の姿をコミカルにそしてロマンチックに描いて、日本を含めて世界中の女性たちの共感を集め、全世界の興行収入はシリーズ累計8億ドル(Boxofficemojoによる過去シリーズ3作品の累計)を超える大ヒットを記録した映画「ブリジット・ジョーンズの日記」シリーズ。本シリーズの1作目でアカデミー賞主演女優賞にノミネート、別作品でアカデミー賞主演女優と助演女優賞を受賞している演技派女優のゼルウィガーが、本作ではアラフィフに突入したブリジットを再演する。

今回到着した映像では、本作で新しく出会う29歳の「年下男子」ロクスター(レオ・ウッドール)とついに関係を持ってしまったブリジットが、翌日に職場であるテレビ局のスタジオで働くシーンから始まる。ボサボサの髪の毛で慌ただしく動き回るブリジット。その様子を不審に思う同僚たちから昨夜について質問攻めにされると、耐えきれなくなったブリジットは「相手は年下でゴミにくわしい木登り美少年。めちゃくちゃ良かった!だからなんなのよ?」とスタジオに響きわたる大きな声で叫ぶ。その赤裸々に語る迫力に同僚たちは目を丸くしながらも、気まずい表情で視線を横に外すと…。シリーズファンにはたまらない、ブリジットのおちゃめで少しドジな一面が見られるシーンとなっている。

いつでも一生懸命で前向き、その等身大の姿が世界中の人から愛されている「ブリジット・ジョーンズの日記」シリーズ。24年の間、彼女の成長と共に人生を歩んできたという人も多く、いつだって「いま」を全力で楽しむブリジットから多くの人が元気と勇気をもらってきた。なぜ本作で描かれるブリジットの姿が、時代を経たいまでも支持され求められるのか?

ゼルウィガーは本作が「自分なりの幸せとはなにか」を定義しているからだと語り、「人生の節目で、自分はちゃんとできてないんじゃないかと疑問を持ったり、自分とはなにかを内側と外側から決めつけられたり、批判を感じることがありますよね。それゆえに『大丈夫だよ』と言ってほしい気持ちになることもある。世界はいろんなノイズであふれていて、特にソーシャルメディアに言葉があふれているような時代のなかで、自分なりの声を見つけて生きる姿が描かれているからじゃないでしょうか」と自身の考えを明かす。

常にポジティブなブリジット・ジョーンズ
常にポジティブなブリジット・ジョーンズ[c]2025Universal Pictures

それを実現させているのは原作者ヘレン・フィールディングによる「ブリジット・ジョーンズ」の世界を通して描かれる“魔法”だといい、「ヘレンが描いているのは親友との親密な会話なんです。密かな望みや自分を十分ではないなと思うような、ほかの人には絶対聞かせられない会話をブリジットとできるのがこの作品のマジック」と“ありのまま”にポジティブ全開で生きるブリジットの姿が、観る者に勇気を与え人生を肯定する存在になっていると語った。

最愛の夫を突然亡くし、全然大丈夫じゃない“ありのままの彼女”は、愛する家族や大切な友人、新たに出会う人々と過ごす日々のなかで、果たしてどのようなエンディングを迎えるのか?ブリジットが新たにつづるポジティブ人生が世界を感動と最高のハッピーで包み込む『ブリジット・ジョーンズの日記 サイテー最高な私の今』をぜひ映画館で観てほしい。


文/山崎伸子

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