スタジオツアー東京で『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』の名シーンを体感…トム・リドルの墓の制作秘話を聞いてみた!
世界中で愛されてきた映画「ハリー・ポッター」や「ファンタスティック・ビースト」シリーズ制作の舞台裏を体験できる「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 – メイキング・オブ・ハリー・ポッター」(以下、スタジオツアー東京)。このたび映画『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』(05)の公開20周年を記念し、4月18日(金)から9月8日(月)までの期間限定で、特別企画「炎のゴブレット」を開催する。それに先駆け、「ハリー・ポッター」の映画シリーズで彫刻監督を務めたデヴィッド・ホッジスのインタビューと共に、この機会でしか見ることができない特別展示の魅力をお届けする。
「ハリー・ポッター」シリーズ4作目となる映画『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』は、100年ぶりに開催されることになった三大魔法学校対抗試合(トライウィザード・トーナメント)を舞台に、ホグワーツ魔法魔術学校の4年生になったハリー・ポッターの成長と試練を描く物語。出場年齢に達していないにもかかわらず、炎のゴブレットによって出場選手に選ばれてしまったハリーは、はからずも3つの危険な課題に挑むことになる。本作は「ハリー・ポッター」シリーズにおいて、魔法と冒険の物語から、魔法界の闇の勢力との戦いを描く物語へのターニングポイントとなる重要な作品となった。
特別企画「炎のゴブレット」では伝説の名シーンを彩った貴重なアイテムが見られるチャンス!
今回開催される特別企画では、スタジオツアー東京で初お披露目となるアイテムも含めて、劇中に登場する印象的な小道具やクリーチャーの数々を目にすることができる。物語のキーアイテムとなる「炎のゴブレット」はもちろん、第一の課題でハリーが対峙したドラゴンのハンガリー・ホーンテールや、ハリーが第二の課題のヒントを解くために訪れた監督生の浴室にある色とりどりの水が流れる蛇口、死喰い人のマスク、必要の部屋、キャラクターたちの衣装など、映画の名シーンを彩った貴重な品々が展示されている。
ツアーの序盤に位置する大広間のセットでは、青い炎が揺らめく炎のゴブレットから、三大魔法学校対抗試合に出場する選手の名前が書かれた羊皮紙が飛び出すといった映画のワンシーンが目の前で繰り広げられるというから、いっきに「炎のゴブレット」の世界へ引き込まれる体験ができることまちがいなし。伝説の試合に名乗り出た生徒たちの覚悟や緊張感を感じることができそうだ。
映画シリーズで彫刻監督を務めたデヴィッド・ホッジスが、制作当時の秘話を大公開!
彫刻監督を務めたホッジスは、「映画に登場する建築物や木々などの彫刻は、すべて手作業で制作しました。今回、ご覧いただくのは映画に登場したオリジナルのアイテムです。これらはすべて、美術監督のスチュアート・クレイグの頭脳から生まれたもので、それこそが私たちにとっての出発点でした」と当時を振り返る。
「彼のコンセプトを元に起こした図面を受け取ったら、私が立体的に見ることができるデザインのマケットやサンプルを作りました。マケットとは、制作する彫刻の縮小版のことで、実寸大の制作に入る前に、クレイグが縮小版を確認して、変更や修正を加えるのです。マケットが承認されれば、原寸大で造形します。トム・リドルの墓のシーンに登場する彫像や、建築、ホグワーツなどもそうして作られました。この制作プロセスは私たちにとって、繰り返し行うデザインの工程の一部であり、原寸大で造形している時でも、変更が加えられることもありますし、脚本の変更によって、造形やサイズ、全体のバランスなどが変わる場合もあります」。
https://www.wbstudiotour.jp/
■「炎のゴブレット」特設サイト
https://www.wbstudiotour.jp/the-goblet-of-fire-2025/