『ミッキー17』で謎のモンスター“クリーパー”ファンが急増中!ポン・ジュノ監督からのスペシャルメッセージ映像も

『ミッキー17』で謎のモンスター“クリーパー”ファンが急増中!ポン・ジュノ監督からのスペシャルメッセージ映像も

『パラサイト 半地下の家族』(19)で第92回アカデミー賞で作品賞など最多4部門を受賞したポン・ジュノ監督最新作『ミッキー17』(公開中)。このたび、主人公のミッキー(ロバート・パティンソン)が謎のモンスター“クリーパー”との出会いを振り返り「ある事実」に気づくという重要なシーンと、愛犬を抱いてクリーパーを肩に乗せたポン・ジュノ監督が、ある想いを届けるという特別映像が到着した。

マーク・ラファロがブラック企業のトップを演じる
マーク・ラファロがブラック企業のトップを演じる[c]2025 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

常に社会問題を織り込んで、極限状態の人間の本質を鋭く描き、誰も見たことがない「エンタテインメント」を贈り続けるジュノ監督。歴史を塗り替えた稀代の映像作家が贈る、アカデミー賞受賞後初となる最新作にして集大成となった『ミッキー17』では、どん底の使い捨てワーカー“ミッキー”による、権力者たちへの逆襲エンタテインメントが展開する。ロンドンでのワールドプレミア、ベルリン国際映画祭で一足早くお披露目され、INDEPENDENTやEMPIREといった世界有数のメディアから絶賛の嵐となった本作。全世界に先駆けて公開された韓国では公開からわずか4日間で観客動員数が100万人を突破、3月7日からは全米でも公開され、オープニング1位を記録。その後も快進撃を続け、全米及び世界各国での世界興行収入が1億2,000万ドルを突破している。(Box Office Mojo調べ ※3月31日時点)

【写真を見る】ポン・ジュノ監督のメイキングシーン
【写真を見る】ポン・ジュノ監督のメイキングシーン[c]2025 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

3月28日、待望の日本公開を迎えた本作。いち早く作品を鑑賞した観客からは反響が続々と到着している。特に注目したいのが、物語の鍵を握るモンスター“クリーパー”への愛にあふれた大反響だ。「クリーパーと呼称された先住生物がなんとも愛らしい…。思ってたより"愛"を感じられる作品、見終わった後ちょっと救われたような気持ちになりました、幸せになっていい!!!」と、癒やしだけではなく勇気をもらったというコメントを筆頭に、「キモカワなクリーパーが物語のキーになってたのも良かった」、「クリーパーたちは屈指の可愛さ」、「子どもたちすごく可愛かったです」など、映画の進行に合わせてどんどん愛らしくなっていく姿に“クリーパー”愛が止まらない様子。

「かわいいグエムルって感じでアカチャンのぬいが欲しくなっちゃいますね」とジュノ監督の『グエムル 漢江(ハンガン)の怪物』(06)を引き合いにするコメントや、「最初は無理ぃと思ったけど『これは王蟲…王蟲…』と言い聞かせるうちにだんだん可愛く…」、「蟲との交流シーンはまるでナウシカでクリーパーベイビーは癒やし」など、ジュノ監督が敬愛する宮崎駿監督の『風の谷のナウシカ』(84)に登場する王蟲を連想する人も多数。さらに、「クリーパーちゃん可愛い。ぬいぐるみグッズ化希望!」、「ベイビークリーパーぬい めちゃ欲しくなる」など、来日したジュノ監督が取材時に披露したクリーパーのぬいぐるみを手に入れたいという人たちが続出しているのだ。

「"クリーパー"めちゃくちゃかわいかったな~最初のほうに出てくる子クリーパーの動き、完全に子犬」、「ダンゴ虫みたいな見た目なのに犬のように走るの可愛い」と、ジュニアクリーパーの走る姿が子犬に似ていると指摘するコメントがSNSを賑わせている。話題のクリーパーについてジュノ監督は、「クリーパーには様々なインスピレーションが混在しています。デザインそのものは、クロワッサンから着想を得たものでパンが出発点です。動きに関しては、様々なアイディアが組み合わさっています。クリーパーは3種類ですが、ベイビークリーパー、ジュニアクリーパー、そして女王蜂のように1匹だけのママクリーパーがいます」と説明した上で、「原作小説ではムカデのようだと描写されています。いずれにせよ、私には、このクリーチャーがどう見えるべきかというはっきりした考えがありました」と、ジュニアクリーパーの動きは監督の愛犬も参考にしたとも語っている。

今回初解禁された特別映像は、マーク・ラファロが演じるブラック企業のトップから“クリーパーを捕獲せよ”と命じられたミッキーが、予期せぬ落下事故に見舞われる場面から始まる。気を失っていた彼が目覚めると、大きなクリーパーが尻尾を丸めて彼を引きずっていた。小さなクリーパーたちも、ミッキーを背中に載せ坂道を運び続ける…。牢屋に入れられたミッキーがこのことを思い出しながら「俺を押したり転がしたりして、あげくに雪の上に捨てた」とクリーパーたちが起こした謎の行動を振り返ると、その話を聞いていたソウルメイトのナーシャ(ナオミ・アッキー)が、なにを言っているのとばかりに、「命を救われたのね」と気がつく。重大な指摘をされたミッキーが「俺を救った」と驚いていると…。

ここで愛犬を抱いたジュノ監督が登場、仕事場にいる監督の肩にはクリーパーのぬいぐるみが。「ポン・ジュノです」と自己紹介すると、「ミッキーも、このクリーパーも、そして愛犬チュニも、すべての動物、生き物は決して“使い捨て”ではありません」とコメント。まさに監督の動物への愛情を深く感じられる。そして映像は、目の前にいるジュニアクリーパーと懸命にコミュニケーションをとろうとするミッキーと、クリーパーの謎の応答で幕を閉じる。


使い捨てワーカーvs強欲なブラック企業のトップの戦いの行く末を、ぜひ映画館で観戦してほしい。

文/山崎伸子

※宮崎駿の「崎」は「たつさき」が正式表記

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