「アベンジャーズ」新作にも参戦が発表!元ヴィラン集団『サンダーボルツ*』メンバーの能力や過去を振り返り

「アベンジャーズ」新作にも参戦が発表!元ヴィラン集団『サンダーボルツ*』メンバーの能力や過去を振り返り

本来の心を取り戻した超人兵士、バッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャー

【写真を見る】本作ではまとめ役(?)としてサンダーボルツを束ねている(『キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー』)
【写真を見る】本作ではまとめ役(?)としてサンダーボルツを束ねている(『キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー』)『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』 ディズニープラスで独占配信中 [c]2025 MARVEL

初代キャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャース(クリス・エヴァンス)の親友、バッキー・バーンズ(セバスチャン・スタン)。第二次大戦時の任務中に生死不明となるが、ヒドラによって救出されたのち、洗脳を受け、暗殺者“ウィンター・ソルジャー”として行動するようになる。任務の際に失った片手に代わる強固な義手を備えていることに加え、ヒドラが開発した超人血清を投与されているため、常人よりも優れた身体能力を持っている。現代でスティーブと再会して洗脳は解けたが、過去に自らが望まずとも手を下してきた人々に対する罪の意識を抱え続けている。
 
スティーブの相棒であり、スティーブが戦いから退いたあとは新キャプテン・アメリカのサム・ウィルソン(アンソニー・マッキー)と親友のような関係を築く。「サンダーボルツ」を招集したヴァルとは、政府が祭り上げようとした新たなキャプテン・アメリカをめぐる事件で接触している。本作では、ヴァルの指示を受けてメンバー集めをし、リーダー的な行動を取ると思われる。ヒーローとして活躍した経験もあるものの、寡黙でリーダータイプではないのだが…。そんなバッキーが見せてくれるリーダーシップも気になるところ。

大胆で型破りな暗殺者、エレーナ・ベロワ

ブラック・ウィドウことナターシャの妹で、元暗殺者のエレーナ(右、『ブラック・ウィドウ』)
ブラック・ウィドウことナターシャの妹で、元暗殺者のエレーナ(右、『ブラック・ウィドウ』)『ブラック・ウィドウ』 ディズニープラスで独占配信中 [c]2025 MARVEL

ブラック・ウィドウ』(21)で初登場した、スパイ養成組織レッドルーム出身の女性暗殺者エレーナ・ベロワ(フローレンス・ピュー)。ナターシャ・ロマノフ(スカーレット・ヨハンソン)とは、幼少期の潜入任務で疑似家族として姉妹に。任務後も、本当の家族のような深い絆を持ち続けている。レッドルームの洗脳から解放され独自行動をしていたが、『ブラック・ウィドウ』で姉のナターシャや父のアレクセイと再会し、家族にとって深い因縁のあるレッドルームの壊滅に挑んだ。

ナターシャと同じく、レッドルーム仕込みのあらゆる武器に精通した技能と、身体性を活かした高い戦闘能力を持っている。レッドルームの壊滅後は、ヴァルをクライアントとする特殊工作員として行動。ヴァルからの依頼で、ナターシャの相棒でもあったクリント・バートン/ホークアイ(ジェレミー・レナー)の暗殺を請け負い、ドラマ「ホークアイ」で直接襲撃を行った経験も。やや影のあるナターシャに比べると明るく素直な性格で、少し皮肉屋だが物事に対しては前向きなところもある。性格的に難があるメンバーが多めな「サンダーボルツ」では、ムードメーカーとして仲間たちを引っ張っていく存在となりそうだ。

すべてを失った元キャプテン・アメリカ、ジョン・ウォーカー/USエージェント

2代目キャプテン・アメリカに“なり切れなかった”ジョン・ウォーカー(「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」)
2代目キャプテン・アメリカに“なり切れなかった”ジョン・ウォーカー(「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」)『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』 ディズニープラスで独占配信中 [c]2025 MARVEL

ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」で初登場したジョン・ウォーカー(ワイアット・ラッセル)は、陸軍士官学校を卒業し、対テロ活動に尽力。3度の名誉勲章を受勲するなどの輝かしいキャリアを見込まれ、アメリカ政府から2代目キャプテン・アメリカに任命されるが、初代であるスティーブの意思を尊重するものではなかったため、サムやバッキーとは対立。しかし、量産された超人血清を使ってテロ行為を行うフラッグ・スマッシャーズの活動を阻止するためにサム、バッキーと共闘する。

初めは、家族と仲間を愛する人格者のように見えたが、短慮かつ短気な面があり、任務を行ううちにそんな荒れた性格が露呈。政府や世間からの“キャプテン・アメリカ”という大きすぎるプレッシャーも彼の心を蝕み、ついにはフラッグ・スマッシャーズとの戦いで暴走を抑えきれず、衆人環視のなかでキャプテン・アメリカの盾を使って犯罪者を殺害してしまう。その結果、キャプテン・アメリカの資格を剥奪され、軍隊からも不名誉除隊させられるが、ヴァルに声を掛けられ、新たに“USエージェント”のコードネームを与えられたことで、政府直属の工作員に。精神的な不安定さを抱え、バッキーとも軋轢を持つ彼は、チームメイトとしてうまく活動できるのだろうか?

アベンジャーズの技を使う傭兵、アントニア・ドレイコフ/タスクマスター

『ブラック・ウィドウ』でナターシャ&エレーナの前に立ちはだかったタスクマスター(『ブラック・ウィドウ』)
『ブラック・ウィドウ』でナターシャ&エレーナの前に立ちはだかったタスクマスター(『ブラック・ウィドウ』)『ブラック・ウィドウ』 ディズニープラスで独占配信中 [c]2025 MARVEL

タスクマスターことアントニア・ドレイコフ(オルガ・キュリレンコ)は『ブラック・ウィドウ』において、ナターシャたちを追うヴィランとして登場。ナターシャたちと同じレッドルームで訓練された兵士であり、「フォトグラフィック・リフレクシズ(写真的反射)」という、相手の動きを見ただけでコピーできる能力を持ち、ブラック・ウィドウやブラックパンサーの体術、キャプテン・アメリカのシールド投擲術、ホークアイの弓術、ウィンター・ソルジャーのナイフさばきなどを体得している。その正体は、レッドルームの支配者であるドレイコフ(レイ・ウィンストン)の娘であり、体内に埋め込まれたチップによって殺人兵器として操られていた。レッドルーム崩壊後に解放され、エレーナと行動を共にする姿が描かれる。

『ブラック・ウィドウ』では感情を抑制されていたため、彼女の人間性に関しては描かれる部分が少なかったが、本作では本来のアントニアの振る舞いや心情が描かれるのかもしれない。一方で、予告編では出番が極端に少ないため、本作におけるなんらかの隠し球となっている可能性もある。

あらゆるものをすり抜けるスパイ、エイヴァ・スター/ゴースト

“透明人間”のような能力を持つゴースト(『アントマン&ワスプ』)
“透明人間”のような能力を持つゴースト(『アントマン&ワスプ』)『アントマン&ワスプ』 ディズニープラスで独占配信中 [c]2025 MARVEL

幼少期に量子トンネルの実験失敗による事故に巻き込まれ、幽霊のようにあらゆる物質をすり抜ける“量子フェージング”状態となってしまったエイヴァ(ハナ・ジョン=カーメン)。透明化や、相手から物理的な干渉を受けないその能力をS.H.I.E.L.D.に見込まれて訓練を受け、暗殺者として活動してきた。

初登場となった『アントマン&ワスプ』(18)では、量子フェージングを治療するため、ハンク・ピムが持つ量子トンネルを奪おうとアントマンことスコット・ラング(ポール・ラッド)たちと対立。その後、量子世界から帰還したジャネット・ヴァン・ダイン(ミシェル・ファイファー)にもたらされた技術によって量子フェージングの症状が緩和され、人の優しさにも触れる。本来悪人ではなかったものの、暗殺に従事して罪を被ってきたエイヴァは、エレーナやアントニアといった自分と似た境遇の女性エージェントと出会うことでどんな変化を見せるのだろうか?

自称“キャプテン・アメリカのライバル”、アレクセイ/レッド・ガーディアン

エレーナの父であり、スーパーソルジャーであるアレクセイ(『ブラック・ウィドウ』)
エレーナの父であり、スーパーソルジャーであるアレクセイ(『ブラック・ウィドウ』)『ブラック・ウィドウ』 ディズニープラスで独占配信中 [c]2025 MARVEL

『ブラック・ウィドウ』で初登場したアレクセイ(デヴィッド・ハーバー)は、レッドルームの一員であり、ソ連によって作り上げられた超人兵士。組織の命令で、共に疑似家族としてオハイオ州に潜入していたナターシャとエレーナには、本当の娘のような深い絆を持っている。任務後に極寒の地域にある収容所に投獄されていたが、ナターシャとエレーナによって救出されレッドルームを崩壊させる作戦に参加した。

あまり細かいことを気にしない豪快な性格の持ち主で、強化された身体能力によるパワーに頼った戦い方を得意としている。初代キャプテン・アメリカをライバル視しているが、彼が高潔なヒーローとして認められたことに憧れも抱いている様子。表舞台で活躍できなかったことも含めて、“ヒーロー”に対しての思い入れも強いようで、そんな前向きかつ直情的な性格がチームにいい影響を与えていきそうだ。


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