『白雪姫』で吉柳咲良とJO1河野純喜が「二人ならきっと」を熱唱!アフレコやUSプレミアの裏話までたっぷりトーク
ディズニーが放つ実写映画版ミュージカル『白雪姫』(公開中)のスペシャル・ミュージカル・イベントが3月26日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催され、プレミアム吹替版の白雪姫役を務めた吉柳咲良と、白雪姫の“運命の人”ジョナサン役を務めたJO1の河野純喜が登壇。吉柳が最初に劇中歌「夢に見る ~Waiting On A Wish~」を、中盤では2人が本イベントで初パフォーマンスとなったラブソング「二人ならきっと」の2曲を披露し、会場を沸かせた。
最初に吉柳が登場し、世界中で反響を呼んでいる劇中歌「夢に見る ~Waiting On A Wish~」で美しい歌声を披露すると、それを聴いた河野が「やばかったですね!扉の向こうで聴いていたんですけど、もう扉を開けてやろうかと。本当に圧巻で、扉の向こうまでディズニーの世界が広がってくるような素敵な歌声でした」と改めて大絶賛。その後、2人が公開後だからこそ語れるトークを繰り広げた。
まず、劇場公開したいまの気持ちや周囲の反響について、吉柳は「公開初日に女王役の月城かなとさんと一緒に4DXを観に行きました。一番後ろの席で観たんですけど、終わった後に『めちゃくちゃ歌がよかったよね』という声が周りから聞こえてきてすごく幸せで、2人ルンルンで帰りました!」とコメント。
河野は「本当に反響がすごくて!家族から(出身の)奈良のあらゆる映画館に行くと『白雪姫』で埋め尽くされていると聞いて、本当に素晴らしい映画に携わらせていただいたなと思います。メンバーも観に行ってくれると思うので、感想を聞きたいですね」と周りの反響に嬉しさを爆発させた。
お気に入りのシーンや注目ポイントについて、吉柳は「大好きなシーンがいっぱいあるんですけど、白雪姫の幼少期から大人になるシーンで初めて自分の声が聴こえた瞬間は、緊張のあまり眉間にしわを寄せて見てしまいました。自分の歌のシーンなどは、自分を自分で評価しにいってしまうのですが…あの名曲の『ハイ・ホー』がどんなふうに流れるのか楽しみにしていただければと思います」と熱く語る。河野は「ジョナサンが白雪姫と距離を縮めて、王の名のもとに決意を固めるシーンがあるんですけど、その台詞がすごく難しくて。めちゃくちゃ練習して100回くらい収録ブースで叫んだので、自分のなかでお気に入りのシーンです。なんなら500回くらい言ったと思います(笑)」と笑いを誘いながら見どころを挙げた。
そして、白雪姫がジョナサンと出会ったことで大きく運命が動き出し、新しい世界へ踏み込んでいくという本作のストーリーにちなみ、新年度から新しく始めようとしていることについて聞かれた2人。吉柳は「とにかく歌が好きなので、自分の家でひたすらアカペラで歌っているんですけど、アコースティックギターを手に入れたので、弾き語りができるようになりたいです!」と答えた。河野は「キャンプです。『白雪姫』にも出てきた美しい自然を直に見に行きたいです。森に入ってテントを立てて、料理をしたいですね。メンバーの大平(祥生)がキャンプグッズだけを揃えてくれていて、まだ行けていないので一緒に行きたいです」と、それぞれ挑戦したいことを明かした。
公開前に開催したイベントでは、豪華キャスト&スタッフ陣に直接対面した2人。白雪姫を演じたレイチェル・ゼグラーと、来日イベントで一緒に劇中歌を披露した吉柳は「すごく会いたかったと言ってくださって、会った瞬間にハグして、イベントのリハーサルも仲良く手を繋いでくれて、すごく楽しかったです。レイチェルさんの歌声を横で聞いていて本当に鳥肌が止まらなくて、勉強にもなりました。また会いに日本に来て、いつかディズニーランドも一緒に行きたいねとも言ってくださいました」とあふれる想いを口にする。
ロサンゼルスで行われたUSプレミアで、ゼグラーと念願の初対面を果たした河野は「レイチェルさんが日本でのイベントの時に僕の顔写真にサインを書いたことを覚えてくださっていて。『あなたがジョナサンなのね!あなたの顔にサインしたのよ!』と素敵な笑顔で言ってくださり、本当にうれしかったです」と、サプライズな繋がりを明かす。
さらに河野は、その歌唱力を大絶賛したマーク・ウェブ監督とも対面し、「『とにかく日本が大好きなんだ!』と言ってくださって、メンバーの佐藤(景瑚)と與那城(奨)と一緒に(USプレミアへ)行ったんですけど、マーク・ウェブさんが日本に来た時は4人でお寿司を食べに行くことを約束しました。本当ですよ(笑)。お会いした時にいただいたコメントのお礼も伝えることができました」とその際のエピソードも語った。
続いて珠玉のラブソング「二人ならきっと」を初生パフォーマンスすることに。本楽曲について吉柳は「お互いを意識し合う瞬間を歌ったロマンチックな楽曲です。『グレイテスト・ショーマン』が大好きで、パセク&ポールさんの歌を自分が歌っているのが本当にうれしかったです」と言うと、河野も「2人の距離がグッと縮まる瞬間に流れる曲で、サウンドトラックも聴きまくっています。それほど思い入れのある曲なので、みなさんに愛していただきたいです」と語ったあと、本編の登場シーンをバックに、初めて観客の前で同曲を生披露。圧巻の美しい歌声とハーモニーが会場全体を一瞬にして包み込み、曲の終わりには大喝采が起こった。
また、先日解禁され、わずか1週間で再生回数が100万回を突破した本楽曲の特別映像の収録について、吉柳は「向かい合って歌うのが緊張しすぎて、全然お互い視線が合っていなかったんです。目が合った瞬間にどちらかが目をそらして(笑)」と語り、河野は「収録日が吉柳さんとお会いした初日だったので、すごく緊張しながら録ったことを覚えています」と、収録時の裏話を明かした。
最後に、本作のファンやこれから鑑賞する人たちに向けて、吉柳は「本当に長く愛されてきた作品がミュージカル版として実写化されるということで、聴き馴染みのある楽曲から初めて聞く楽曲まで、魅力がたくさん詰まった曲があります。映像もすごく美しくて、観ているだけでディズニーランドに行ったような気分になれるくらい素敵なシーンがあるので、たくさん観ていただけたらうれしいなと思います」と魅力をアピール。河野は「本当に『白雪姫』は楽曲もストーリーもメッセージもとても素敵な映画になっています。僕たちが歌った『二人ならきっと』以外にも素晴らしい楽曲やシーンが盛り込まれているので、ぜひみなさん映画館で楽しんでいただけたらなと思います」と締めくくった。
文/山崎伸子