A24制作×ハピネットファントム・スタジオ特別上映作品決定!第4弾は『ミッドサマー ディレクターズカット版』に

A24制作×ハピネットファントム・スタジオ特別上映作品決定!第4弾は『ミッドサマー ディレクターズカット版』に

2023年10月、ニューヨークを拠点とする独立系スタジオA24とパートナーシップ契約を締結したハピネットファントム・スタジオ。いよいよ本体制が本格始動し始める2025年、TOHOシネマズの劇場にてA24制作×ハピネットファントム・スタジオ配給作品の4か月連続となる特別上映が実施される。毎月24日に行われるこの企画だが、第4弾となる4月24日(木)に『ミッドサマー ディレクターズカット版』(19)の上映が決定した。

【写真を見る】上映劇場にてプレゼントされる特製ステッカー
【写真を見る】上映劇場にてプレゼントされる特製ステッカー[c]2019 A24 FILMS LLC. AllRights Reserved.

前作『ヘレディタリー/継承』(18)でホラーファンの心を掴んでいたアリ・アスター監督がメガホンをとった『ミッドサマー』(19)は、家族を亡くし精神的に不安定になった主人公が、恋人とその仲間たちとともにスウェーデンの奥地にある村で行われる祝祭に招かれたことから始まるスリラー。監督来日時に行われた舞台挨拶では、初めて映画を見終わった観客の前に現れたアスター監督が「本作は失恋映画。怖がらせるつもりはないから、ぜひ劇場に足を運んで」と発言し、観客だけでなくネットニュースの読者までをも大きく動揺させることに。さらに、公式映像に収録された「みんなが不安になってくれるといいな」という監督のコメントが話題を呼び、トラウマメイカーの片鱗を感じさせた。公開後は「ハッピーエンドでもある」とアスター監督が語った結末の解釈についてなど様々な議論が起こるなど、大きな話題を呼び、興行収入ランキングトップ10には16週連続でランクイン。世界的に見ても日本が最大のヒット国となった。

今回上映されるのは、そんな本作の通常版に23分の映像が追加されたディレクターズカット版。通常版では登場しないホルガ村の水辺と、そこで行われるある儀式のシーンが追加されている。

また、TOHOシネマズ日比谷、TOHOシネマズなんばにて特製ステッカーがプレゼントされることも決定。公開時に大きな反響があった、イラスト、ヒグチユウコ×デザイン、大島依提亜によるアートビジュアルがステッカーとなっている。

さらにTOHOシネマズ日比谷では、ゲストを招いたトークイベントも調整中。詳細は追って発表される。


これからのA24×ハピネットファントム・スタジオの新作には、ニコール・キッドマンが主演を務める『ベイビーガール』(3月28日公開)、サイコスリラー『異端者の家』(4月25日公開)、『終わりの鳥』(4月4日公開)が控えている。今回の特別上映に加え、バラエティ豊かな新作の続報にもぜひ期待してほしい。

文/鈴木レイヤ

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