『ウィキッド ふたりの魔女』が平日も驚異の安定感で、春休み興行へ!ミュージカル映画が強い日本でも大ヒットなるか
『お嬢と番犬くん』『劇場版モノノ怪』が初登場!
今週は新作タイトルが2本ランクイン。「別冊フレンド」で連載中のはつはるの同名少女漫画を実写映画化した『お嬢と番犬くん』(公開中)は、初日から3日間で動員13万3000人、興収1億8200万円を記録し3位に初登場。
第8回「東宝シンデレラ」オーディションでグランプリに輝き、劇場版『トリリオンゲーム』(公開中)にも出演している福本莉子と、SixTONESのジェシーがダブル主演を務めた同作は、極道の孫娘と過保護なボディガードの恋模様を描くロマンティックコメディ。邦画の純愛系ラブストーリー作品の好調が続いているなかで、タイプの異なる“ロマコメ”かつ“少女漫画原作”の同作がどこまで善戦するのかは楽しみなところだ。
また、2006年に放送されたオムニバスアニメ「怪 ayakashi」の一編から派生した「モノノ怪」3部作の第2弾『劇場版モノノ怪 第二章 火鼠』(公開中)は6位にランクイン。昨年7月に公開された第1弾の『劇場版モノノ怪 唐傘』(24)は7位スタートだったので、順位としてはそれを上回ることに成功。今作の公開に合わせ、第3弾の『劇場版モノノ怪 第三章 蛇神』が2026年春に公開されることも発表されている。
公開6週目を迎えた『ファーストキス 1ST KISS』(公開中)は前週から1ランクダウンの5位となり、累計成績では動員154万人&興収22億円を突破。前週は圏外だった『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』(公開中)は、入場者プレゼントとして庵野秀明の初期構想プロットや設定原案資料などが掲載された冊子が配布された効果か、一気に7位まで浮上。累計成績では動員193万人&興収31億円と、200万人の大台突破が目前まで迫っている。
そして中島健人とmilet共演の『知らないカノジョ』(公開中)は公開3週目もトップ10圏内をキープ。ニコラス・ケイジがキャリア初のシリアルキラー役に挑んだホラー映画『ロングレッグス』(公開中)は惜しくも11位スタートとなった。
以下は、1~10位までのランキング(3月14日〜3月16日)
1位『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』
2位『ウィキッド ふたりの魔女』
3位『お嬢と番犬くん』
4位『35年目のラブレター』
5位『ファーストキス 1ST KISS』
6位『劇場版モノノ怪 第二章 火鼠』
7位『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』
8位劇場版『トリリオンゲーム』
9位『アンダーニンジャ』
10位『知らないカノジョ』
今週末は、ディズニー初の長編アニメーション映画をレイチェル・ゼグラー主演で実写映画化した『白雪姫』(3月20日公開)、第97回アカデミー賞で脚色賞に輝いた『教皇選挙』(3月20日公開)、韓国の同名Web漫画をKoki,主演で実写映画化した2部作の前編『女神降臨 Before 高校デビュー編』(3月20日公開)、馳星周の直木賞受賞作を高橋文哉と西野七瀬の主演で映画化した『少年と犬』(3月20日公開)などが控えている。
文/久保田 和馬