ミッキー役は成河に決定!ポン・ジュノ監督最新作『ミッキー17』日本語吹替版声優陣が発表

ミッキー役は成河に決定!ポン・ジュノ監督最新作『ミッキー17』日本語吹替版声優陣が発表

パラサイト 半地下の家族』(19)のポン・ジュノ監督最新作『ミッキー17』(3月28日公開)。このたび、日本語吹替版声優陣が解禁となった。

【写真を見る】オーディションを経て舞台を中心に活躍する成河がミッキー役に決定
【写真を見る】オーディションを経て舞台を中心に活躍する成河がミッキー役に決定[c]2025 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

第72回カンヌ国際映画祭で韓国映画初となるパルム・ドールを受賞したほか、第92回アカデミー賞では作品賞を含む6部門にノミネートされ、作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞の最多4部門に輝いた『パラサイト 半地下の家族』。誰もが予測できない怒涛の展開をサスペンスフルに描き世界中に驚きを与えたジュノ。常に社会問題を織り込み、極限状態の人間の本質を鋭く描き、誰も見たことがないエンタテインメント」を贈り続けている。歴史を塗り替えた稀代の映像作家が贈るアカデミー賞受賞後初となる本作では、”どん底”の使い捨てワーカー、ミッキーによる、権力者たちへの逆襲エンタテインメントが展開する。

今回、本作の日本語吹替版を担当する実力派キャストが発表された。ロバート・パティンソン演じる主人公ミッキーの声を担当するのは、舞台を中心に活躍する実力派俳優の成河。本作には、ミッキー17号とそのコピーとなるミッキー18号の2人がメインキャラクターとして本作には登場するのだが、見た目が全く同じ2人が同時に存在するということで、その吹替ともなれば、声の演技のみでその違いを表現する必要があるが、厳正なオーディションを経て主役を射止めた。成河はオーディションで自身が選ばれたときの気持ちを「ポン・ジュノ監督のハリウッド作品で吹替えに参加出来るなんてまるで夢のようで、選ばれた時は信じられない気持ちというか、現実感がなかったです。そしていざ吹替えに入っても今度は大変さが勝り、実は終わったいまでも現実感がありません。二人の異なる人格を持つミッキーの演じ分けはとにかく大変でした」と、夢のような仕事だったと振り返っている。

そして、ブラック企業のトップであるマーシャルと、その妻のイルファを、実の夫妻である山路和弘と朴ろ美が務める。ミッキーが頼りにするソウルメイトのナーシャを田村睦心、ミッキーの友人ながら彼に言い寄るカイを内田真礼が演じる。また、中村悠一がひと癖ありげなミッキーの友人、ティモを担当。さらに、花澤香菜がブラック企業の研究員のドロシーを演じる。

今回、『パラサイト 半地下の家族』に次ぐジュノ監督最新作ということで、各キャスト陣がジュノ監督作品の魅力を語ったコメントも到着。成河は「一番の魅力はやはり、人間のダークな部分を過剰なまでに描きながらそれをエンタテインメントとして昇華させる所だと思います。あとは、登場人物全員に細かい癖があって、一見すると酷いシーンでも、愚かさの裏にある人間の愛らしさのようなものを常に失わないというのも魅力だと思います」と力説。山路は「ポン・ジュノ監督のテンポの良さと、コミカルにして、ゾクっとくるような演出、ユニークなキャラクターたちに圧倒される」、朴は「深い社会的メッセージと、それを支える圧倒的な映像美、そして緻密に構築されたキャラクターたちだと思います。ストーリーが進行するにつれてどんどんと引き込まれていき、視覚的にも感情的にも良い意味で強烈な印象を受けます」とそれぞれ、ジュノ監督が創りだす世界観、キャラクターたちとそのなかに込められる現代社会にも通ずるメッセージが魅力であると語っている。


何度でも生まれ変われる夢の仕事を手に入れたはずだったミッキーの運命とは?身勝手な権力者たちへの復讐劇に期待が高まる。

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