『RRR』はこうして生みだされた!ドキュメンタリー『RRR:ビハインド&ビヨンド』が公開決定

『RRR』はこうして生みだされた!ドキュメンタリー『RRR:ビハインド&ビヨンド』が公開決定

日本でも約1年以上の驚異的なロングランを達成し、興収24億8千万円を記録した『RRR』(22)。同作の裏側に迫った『RRR:ビハインド&ビヨンド』が4月11日(金)より2週間限定で公開される。

主人公2人を演じたNTR Jr.とラーム・チャラン
主人公2人を演じたNTR Jr.とラーム・チャラン

インド映画で初めて、第95回アカデミー賞歌曲賞を受賞し、第80回ゴールデン・グローブ賞主題歌賞、NY批評家協会賞監督賞などにも輝く快挙を成し遂げた『RRR』。本作は、その驚くべき秘密と衝撃の舞台裏を、S.S.ラージャマウリ監督が自らメガホンを取り、初公開となる秘蔵映像や、撮影、音楽、アクション、美術、そしてダンスなど、各部門の制作スタッフたちによる証言をたっぷりと織り交ぜながら、縦横無尽に検証、謎解きする壮大なメイキング・ドキュメンタリーとなる。

冗談も言い合える関係性のNTR Jr.とS.S.ラージャマウリ監督
冗談も言い合える関係性のNTR Jr.とS.S.ラージャマウリ監督

歌曲賞を受賞した「Naatu Naatu」のダンスシーンは、主人公2人の動きが完璧にシンクロするまで約2週間、繰り返し同じシーンを撮影。このラージャマウリ監督のこだわり様に対して、NTR Jr.が「監督、もういいだろう!」と冗談交じりに訴える姿が。川から少年を救うシーンでは、20m近い場所からNTR Jr.とラーム・チャランが長時間も宙づりにされ、さらに体に重りを付けて水底に沈んで演技をするなど、スタントなしの過酷な撮影風景も映しだされている。

スタント無しで挑んだアクションシーンの裏側とは?
スタント無しで挑んだアクションシーンの裏側とは?

また、ラージャマウリ監督が求めるイメージを具現化しようと、製作プロデューサーや撮影、音楽といった各部門の制作スタッフたちが知恵を絞り、奮闘する様子が、2018年の撮影スタートから2021年の撮影終了まで余す事無く盛り込まれている。ラージャマウリ監督が日本への思いを語る部分は日本のファン必見のシーンとなるだろう。

【写真を見る】S.S.ラージャマウリ監督がたくさんのフィルムの山の上に鎮座する『RRR:ビハインド&ビヨンド』日本版ポスター
【写真を見る】S.S.ラージャマウリ監督がたくさんのフィルムの山の上に鎮座する『RRR:ビハインド&ビヨンド』日本版ポスター

このたび、日本版ポスターと予告篇も解禁に。ポスターには、ラージャマウリ監督がたくさんのフィルムの山の上に鎮座する姿が、『RRR:ビハインド&ビヨンド』のタイトルロゴと共にデザインされている。監督が本作の製作に掛けた年月を感じるビジュアルだ。

予告編では、NTR Jr.、ラーム・チャランがスタント無しでアクションシーンに挑む姿、過酷なナートゥダンスの練習に疲れ果てる表情など、スクリーンでは観る事の出来ない貴重な瞬間が切り取られている。役者&スタッフ全員が「誰も観た事のない映画を作ろう」とする“チームラージャマウリ”の情熱を感じられる胸アツな映像となっている。


ドキュメンタリーの公開にあわせて、『RRR』も2D、IMAX、Dolby Cinemaで1週間限定のリバイバル上映がされることも決定。『RRR:ビハインド&ビヨンド』と合わせて観れば、新たな見方で楽しむことができるはず。

文/平尾嘉浩

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