ニコラス・ケイジの怪演に絶賛の声続出!『ロングレッグス』黒沢清、清水崇、背筋らからコメントが到着
<著名人コメント>
●黒沢清(映画監督)
「どう言えばいいのだろうこの物凄い緊張感を。なにか恐ろしいものが出てくるというのではなく、こちらの常識が終始ひっくり返りそうになるのだ」
●清水崇(映画監督)
「研ぎ澄まされたビジュアルとサウンド、荒唐無稽な厨二病じみた狂気!本作が孕んだ狂気は、日本の観客の多くを迷宮の闇へと誘うだろう。『羊たちの沈黙』×『シャイニング』×『セブン』×『ゾディアック』…明らかに影響を感じる映画はたくさんあるが、この妙に映画偏差値の高そうなホラーを印象のままに受け止めてはいけない。陰鬱とした空気に宿る闇の正体は厨二病のそれに似ている…その意味では『ゲットアウト』なども入ってくるかもしれない。T.Rexの“Gei it on”が本作で初めての方は一生この印象に囚われるかもしれない。難解に捉える必要は無い...厨二病から始まる逃れようのない自我の嵐、人の心と身体に宿る正体不明の闇そのものが化け物であり、恐怖なのだ」
●品川ヒロシ(映画監督)
「好きな映画は開始5秒で胸を掴まれる。ホラー映画は開始5秒でもう怖い。まさにそれ。開始5秒で怖くて好きな映画だと思った。BGMは昔ながらのホラーな音をあえて使っている感じ。カット割や色も懐かしい感じなんだけど新しくもある。芝居している後ろで流れているテレビも不気味。最後まで引っ張られるストーリーも最高でした」
●近藤亮太(映画監督)
「子どもの頃通っていたレンタルビデオ屋に『こわい棚』があった。サイコスリラー、オカルト、心霊。全部まとめて異様な障気を放つそのコーナーを恐れつつ惹かれていた。あの一角まるごとが一本の映画になったような映画が『ロングレッグス』だった。濃縮された悪意であり恐怖を描くジャンル横断型映画。好きです」
●背筋(作家)
「おぞまし過ぎるロングレッグス(あしながおじさん)の不快な魅力に憑りつかれました」
●尾崎世界観(クリープハイプ)
「これほど謎に満ちていて、不気味で陰惨で救いがないのに、なぜかお洒落で軽快で美しくて、それが最高に気持ち悪い」
●大森時生(テレビ東京プロデューサー)
「異様な静寂。引き攣った記憶。不吉な兆候。連鎖。『ロングレッグス』は、観る者を深淵へと引きずり込む。そしてその呪詛は、不思議と詩的な美しさがある。それが怖い」
●シネマンガおざき映画館(お笑い芸人)
「え!?あれニコラス・ケイジだったの…!?って気付かないくらい殺人鬼にドハマりした"怪演"ニコラス・ケイジが凄まじい!"怪演"て言葉じゃ足りないほどキモ恐ろしい…!FBIが謎を追う本格スリラー!」
●ミルクボーイ駒場(お笑い芸人)
「僕は、特に映画に詳しいとか造詣が深い訳ではありません。ただそんな僕でも、この映画のヤバさだけはわかりました。不気味すぎて、観た後『なんでこの仕事を引き受けたんだろう』と若干後悔しました」
●おミュータンツ宮戸フィルム(お笑い芸人)
「良質ホラー三原則とは!!90年代アメリカ!!FBI捜査官!!殺人鬼!!これはUSホラー黄金期のDNAを引き継いだ新時代のホラー作家による正拳突きのようなA級ホラー映画だ。そして生き生きとした不穏さを垂れ流しながらスクリーン内を支配するニコラス・ケイジを見れるのは『LONGLEGSロングレッグス』だけ!!もういい!?」
●こがけん(お笑い芸人)
「こんな足長おじさん(ロングレッグス)は恐ろし過ぎる!!広角レンズの映像はとにかく不穏でスタイリッシュ、耳に貼り付く音響が恐怖を掻き立てる!ヒトコワか否か断定させぬまま終盤にもつれ込むストーリーの上手さ、答え合わせの鮮やかさには舌を巻いてしまった!!飛び交う前情報を頭から排除し、真っさらな状態で臨むべき快作!2025年コガデミー助演男優賞はニコラス・ケイジに決定!!」
文/鈴木レイヤ