綾瀬はるか&柄本佑「ジャンプ力が欲しい!」映画『野生の島のロズ』公開記念舞台挨拶で“成長したいポイント”が一致しニッコリ

綾瀬はるか&柄本佑「ジャンプ力が欲しい!」映画『野生の島のロズ』公開記念舞台挨拶で“成長したいポイント”が一致しニッコリ

映画『野生の島のロズ』(公開中)の公開記念舞台挨拶が2月8日、TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて開催され、日本語吹替版キャストの綾瀬はるか、柄本佑、鈴木福、さらに本作のアンバサダーで吹替えにも参加しているハリセンボン(近藤春菜、箕輪はるか)がMCとして登壇した。

【写真を見る】主人公ロズの声を担当した綾瀬はるかがアフレコを振り返り、難しかったことを告白!
【写真を見る】主人公ロズの声を担当した綾瀬はるかがアフレコを振り返り、難しかったことを告白!

本作で描かれるのは無人の島で起動した最新型アシスト・ロボットのロズに、ひょんなことから愛情が生まれ、動物たちと共に生き、島の危機を乗り越えていく感動の物語。日本語吹替版では綾瀬が徐々に心が芽生えていくロボットのロズ、柄本がお調子者でずる賢く臆病だがロズの相談相手として友情を育んでいくキツネのチャッカリ、鈴木がロズに育てられ立派に成長していく雁(ガン)のキラリの声を担当している。

MCを務めたハリセンボンの近藤春菜と箕輪はるか
MCを務めたハリセンボンの近藤春菜と箕輪はるか

MCを務めるハリセンボンの2人が、綾瀬、柄本、鈴木より先にステージに姿を見せ、箕輪が「ドリームワークスの最新作ということで、シュレックが来てますよー!」と会場に呼びかけ、近藤が「シュレックじゃねーよ!」とお馴染みのやりとりで会場をあたためた。アフレコを振り返り、ロボットであるロズに感情が芽生え始めるシーンの口調の変化に触れた綾瀬は、「敬語からタメ口になるところが難しかった」とのこと。柄本は「あの瞬間が感動!」と力を込め、「あの機微は非常にすてきです!」と称賛。「うれしいです!」とお辞儀をしながら微笑む綾瀬に、柄本が「(ロズを演じてくれて)ありがとうございます!」とお礼をするやりとりに、会場はほっこりとしたムードに包まれた。また、「やっとWはるかで共演ができます」とニッコリの箕輪は会場中央にWはるかの応援うちわを発見し上機嫌。ステージには終始あたたかなムードに包まれていた。

本作が大のお気に入りと明かした柄本佑
本作が大のお気に入りと明かした柄本佑

本作が大のお気に入りだという柄本はキツネのチャッカリについて「このキツネさんはちゃんと見栄っ張りで、ちゃんと寂しがり屋。そこらへんが愛らしい。その感じが出せたらいいなと思ってやっていました」と役作りに触れる。綾瀬が「後半につれてチャッカリがどんどん好きになる!」と明かすと、共演陣も「本当に!」と共感したとコメントし、盛り上がっていた。成長していくキラリの姿に、「私たちは子役時代からの福さんを知っているから、重なる部分があります」と話した箕輪。鈴木は自身とキラリの性格に重なる部分を見つけたようで、「落ち込むことがあっても(気持ちを切り替えて)すんなりと次のステップに行く。そういう力があるところは重なりました」と解説。「うんうん」と頷きながら鈴木のコメントを聞いていた柄本は前向きな鈴木の姿勢に「えらい!」と唸り、綾瀬も頷きながら拍手を送っていた。

小学生の弟と妹も本作が気に入っていたと喜びを隠せない鈴木福
小学生の弟と妹も本作が気に入っていたと喜びを隠せない鈴木福

ハリセンボンの2人も声優を務めているが、セリフはひと言、ふた言と少なかったという。「エンドロールで『え?どこに出てたんだろう』って思って…」と申し訳なさそうにする綾瀬に柄本は「それって作品にとってはすごくいいこと。それだけ作品に入れていたことだから」と強調。「セリフも少ないので仕方ない」と話す近藤に綾瀬から「やってもらえますか?」とシーンの再現リクエストが飛び出す場面も。渾身のセリフを披露したハリセンボンの2人には綾瀬、柄本、鈴木、そして会場からも大きな拍手が。満足そうに微笑んだ近藤は「ぜひ、もう一度観て!」とシーンがわかった上で堪能してほしいと呼びかけていた。

Wはるかのうちわを見つけた鈴木
Wはるかのうちわを見つけた鈴木

イベントではキャッチコピーにちなみ「プログラムを超えて成長したいこと」を発表するコーナーも。もともとジャンプ力があるほうだという綾瀬は「いまちょっとできるかどうかわからないけれど、過去には寝ている状態からパーンって起き上がることができた」とし、よりジャンプ力を向上したいと宣言。「まさかのジャンプつながり!」とウキウキの柄本は「小学生のころからの夢があって。『らんま1/2』の乱馬が登校時に塀の上を歩いているんです。その塀にはジャンプで乗るんです!」と目を輝かせ、「ずっと憧れています。ぴょんって跳んでスッと(塀の上に)立ちたい!」と話すと、綾瀬も「わかる、わかる」とジャンプへの憧れがある同士で頷き合う無邪気な姿に、会場からクスクスと笑い声が漏れる場面も。「寝るのが大好き」だという鈴木が「できればずっと寝ていたいけれど、寝たくない自分もいる。寝ずに健康に生きるプログラムに変更して、いろいろなことをして楽しみたいです!」と願望を明かすと、すかさず近藤が「大丈夫!40過ぎたら寝られなくなるから(笑)。起きちゃうからね」と反応。「寝るのには体力がいるから」との柄本がコメントすると、綾瀬がケタケタと笑い出すなど、終始笑いの絶えないトークを展開し、観客を楽しませたイベントとなった。


取材・文/タナカシノブ

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