監督、編集
映画「バンンコクナイツ」(2016)のリサーチ現場を記録したドキュメンタリー。
ストーリー
「サウダーヂ」「バンコクナイツ」など独自の路線をひた走る映像制作集団『空族』。彼らの映画の最大の特色は徹底したリサーチにある。映画の舞台となる場所を、とにかく歩きそこに住む人々と交流を深める。そして、現地の人々、歴史、そして現在を知るところから映画が始まる。2026年撮影予定の新作映画の舞台となるのは、麗しの島・台湾。2020年以降、コロナ渦の最中に空族は台湾に幾度も飛びリサーチを続けてきた。ストリートに流れる音楽に導かれるように、彼らは台湾原住民たちの住む村に向かっていく。アミ族の住む花蓮県タパロン部落。そこから3000メートル級の中央山脈を越えて辿り着いたセデック族の部落。そして台湾の最南端に位置するパイワン族の村まで。失われつつある原住民の言葉でラップし始める若者たち、原住民の伝統音楽を現代にアップデートして新しい音を生み出そうとするアーティストたち。空族は旅の過程で出会った人々と交流を深めながら、日本も含めた様々な国からの侵略の歴史をも知ることになる。しかし、過去の歴史をはねのけるように人々は活き活きと踊り、歌い、笑う。そして毎年タパロンで行われるアミ族最大の豊年祭では、艶やかな原住民の衣装を纏った人々が三日三晩踊り続ける。台湾の過去と現在、そして未来。時空を超え、ただその祝祭に身を委ねる。
スタッフ
エクゼクティブ・プロデューサー
石崎尚
撮影
スタジオ石
編集
向山正洋
録音、整音
中村誠治
監督補
相澤虎之助
制作進行
蔡信弘
制作進行
大野敦子
制作進行
岩井秀世
プロデューサー
Vincent Wang
プロデューサー
筒井龍平
整音
山崎巌
カラーグレーディング
古屋卓麿
ドライバー
田中隆ノ介
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
- 製作年
- 2025年
- 製作国
- 日本
- 配給
- 空族
- 初公開日
- 2025年11月22日
- 上映時間
- 79分
- 製作会社
- 愛知県美術館(企画:愛知芸術文化センター/制作:空族/共同制作:札幌文化芸術交流センター SCARTS)
[c]キネマ旬報社
