
カタリナ・ダライマン
Larina
ラテンビート映画祭による特別企画として、スペインの「マドリード王立劇場(テアトロ・レアル)」が誇る至高のオペラを日本の映画館で初上映。ロシアの田舎と上流社会を舞台に、無垢な少女タチアナと、虚無な青年オネーギンの悲劇的な恋と心の綾を描く。悲恋をテーマにした、ピョートル・チャイコフスキーの傑作。
1820年代のロシアのとある田舎町。女地主ラーリナ夫人には二人の娘がいた。一人は物静かな恋に恋する少女タチアナ。一方、妹のオリガは明るく快活な娘で、すでにレンスキーという婚約者がいた。ある日、レンスキーは友人のエフゲニ・オネーギンを連れて彼女たちの邸宅を訪問する。都会の貴族青年オネーギンに出会ったタチアナは運命の人が現れたと一目で恋に落ちる。その夜、タチアナは一晩かけてオネーギンへの手紙をしたためる。そして翌朝人を使ってオネーギンに届けさせるが、彼は自分は結婚する気はないと返事をする。数カ月後、タチアナの邸宅で舞踏会が開かれる。レンスキーに誘われたものの舞踏会に退屈したオネーギンは、腹いせにレンスキーの婚約者オリガに手を出そうとする。本気で怒ったレンスキーは、ついにオネーギンに決闘を申し込む。二人の友は互いに苦しみながらも闘い、レンスキーが命を落としてしまう。その後、数年間放浪の旅を続けたオネーギン。サンクトペテルブルクに戻り、知り合いのグレーミン公爵が開いた舞踏会にやってくる。そこで出会ったのが、グレーミン公爵の夫人となっていたタチアナだった。あの田舎娘は洗練された女性へと成長していた。オネーギンはタチアナに求愛する。だが、タチアナは一時は彼に惹かれながらも、きっぱりと拒絶し、去っていくのだった。
舞台監督
原作
音楽監督
音楽監督
美術
衣裳デザイン
照明