
TBS収蔵の貴重なドキュメンタリーフィルムをデジタル修復して劇場公開する「TBSレトロスペクティブ映画祭 実相寺昭雄特集」にて上映。母親を主題にした1話完結のスタジオドラマシリーズの第207話(1963年1月10日放送)。新進女優と彼女を縛り付ける父親との葛藤を描く心理サスペンス。自らのアイデンティティの模索という観念的なテーマを、異様に細長い食卓や合わせ鏡を駆使して演出し、実相寺アングルの原点と評される。出演は朝丘雪路、清水元、片山明彦、和田周、脚本は須川栄三。
ストーリー
女優の美年子(朝丘雪路)は自らを束縛する父(清水元)に対して、今は亡き元女優の母の身代わりを演じさせないで欲しいと反発する。継母との関係や腹違いの兄との出会いから、彼女は自らのアイデンティティを模索していく。
キャスト
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