
芦田愛菜
スカーレット
「竜とそばかすの姫」の細田守監督が「生きるとは何か?」という本質的な問いをテーマに撮り上げたアニメーション。国王の父を殺された王女・スカーレットは復讐に失敗して≪死者の国≫で目を覚ます。それでも宿敵に復讐を果たそうと旅を続けるが、現代からやってきた看護師の青年・聖との時を超えた出会いが、スカーレットの心を次第に変化させてゆく。声の出演は「メタモルフォーゼの縁側」の芦田愛菜、「ラストマイル」の岡田将生、「碁盤斬り」の市村正親、「PERFECT DAYS」の役所広司。「時をかける少女」から19年。細田守がストーリー・映像表現共にこれまでにない全く新しい境地を目指す。
とある国の心優しき国王・アムレット(声:市村正親)は、冷酷非道な弟・クローディアス(声:役所広司)に嵌められて処刑された。アムレットの娘である王女・スカーレット(声:芦田愛菜)は、クローディアスへ復讐を果たそうとするも失敗、≪死者の国≫で目を覚ます。そこは、人々が略奪と暴力に明け暮れ、力のない者や傷ついた者は<虚無>となり、その存在が消えてしまうという狂気の世界であった。やがて、父を殺して王位を奪った叔父・クローディアスもまたこの世界に居ることを知ったスカーレットは、改めて復讐を強く胸に誓うのだった。そんななか、彼女は現代の日本からやってきた看護師・聖(声:岡田将生)と出会う。時を超えて出会ったふたりは、最初は衝突しながらも≪死者の国≫を共に旅することに。戦うことでしか生きられないスカーレットと、戦うことを望まない聖。傷ついた自分の身体を治療し、敵・味方に関わらず優しく接する聖の温かい人柄に触れ、凍り付いていたスカーレットの心は徐々に溶かされてゆく。一方、クローディアスは、死者の国で誰もが夢見る“見果てぬ場所”を見つけ出し、我がものにしようと民衆を扇動し、支配していた。スカーレットが復讐を果たすために自身を探していると聞きつけ、彼女を<虚無>とするために容赦なく刺客を差し向けるクローディアス。そして訪れる運命の刻。果てしない旅路の先に、スカーレットがたどり着く、ある<決断>とは……。
スカーレット
聖
ポローニアス
レアティーズ
ローゼンクランツ
ギルデンスターン
少女
老婆
ヴォルティマンド
ガートルード
コーネリウス
アムレット
クローディアス