現代やくざ　血桜三兄弟

1971年11月19日公開、96分

全国制覇を狙う大阪誠心会とそれに対抗するチンピラやくざの抗争を描く「現代やくざ」シリーズ第四作。脚本は「カポネの舎弟　やまと魂」の野上龍雄。監督は「セックスドキュメント　性倒錯の世界」の中島貞夫。撮影も同作の増田敏雄がそれぞれ担当。

ストーリー

全国制連を狙う広域暴力団大阪誠心会は広島、金沢、浜松と制覇、つづいてその狙いを岐阜に向け、鉄砲玉川島譲次を送り込んだ。譲次の傍若無人の態度に岐阜広道会の邦夫と宏はいきりたつがどうしようもなかった。翌朝、誠心会幹部、大坪と辺見が岐阜に到着し、三人は八百長競馬を計画してノミ屋の宏を通じて三百万を投じた。三人は配当金として八千万を要求した。広道会三宅会長は、関東中央会の応援を求めると共に邦夫の兄で今はかたぎの武に譲次殺しを依頼した。しかし、譲次は、恋人の君枝を譲次に奪われたバーテンの信男に刺殺されてしまう。この事件は、誠心会と広道会の抗争をエスカレートさせた。誠心会との喧嘩じたくのために広道会事務所はごった返した。一方、誠心会の組員も続々岐阜に集結した。しかし、中央会の応援が期待できないことを知った三宅は、誠心会の意を呑むべく、邦夫と宏を殺すことを手土産に誠心会に向った。一方、邦夫、宏、信男の三人は襲いかかる組員の手を逃れて武にかくまわれた。「岐阜は誰にも渡さん」と立ちあがった四人は、三宅、大坪、辺見たちが合っているレッド・ムーンへ向った。惨劇の中、幹部を刺した三人は血の海にのめり込んだ。

キャスト

菅原文太

小田武

伊吹吾郎

小田邦夫

渡瀬恒彦

谷村宏

荒木一郎

信男

松尾和子

政美

河津清三郎

三宅久市

高宮敬二

原

楠本健二

坂口

名和宏

大坪

藤山浩二

辺見

大前均

吉川

野口貴史

竹井

川谷拓三

宮口

大木晤郎

市村

早乙女ゆう

君枝

女屋実和子

友絵

杉本美樹

エミ

唐沢民賢

芳郎

誠直也

三郎

平沢彰

戸田

中村錦司

水野

市川裕二

高田

能谷武

清川

山下義明

島

上岡紀美子

光子

丸平峰子

和江

星野美恵子

澄子

奈辺悟

鈴川

志賀勝

明

成瀬正孝

敏

蓑和田良太

李

久田雅臣

ボーイ

小池朝雄

川島譲次

スタッフ

• 監督: 中島貞夫
• 脚本: 野上龍雄
• 撮影: 増田敏雄
• 音楽: 山下毅雄
• 美術: 吉村晟
• 編集: 宮本信太郎
• 照明: 井上孝二
• 録音: 中山茂二
• 助監督: 深尾道典
• 企画: 俊藤浩滋
• 企画: 日下部五朗
• 企画: 武久芳三
• スチール: 杉本昭三

作品データ

• 製作年: 1971年
• 製作国: 日本
• 配給: 東映
• 初公開日: 1971年11月19日
• 上映時間: 96分
• 製作会社: 東映京都

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