 
                          ヤコブ・ティートケ
Paetz Owner of a department store
「泰山鳴動」と同じくルドルフ・ビーブラッハ氏の監督と、ヘンニ・ポルテン嬢の主演に成った喜劇で、ドイツ物に珍しい軽いものである。無声。
或る百貨店の出納係になったワンダ・ロッセンと云う娘は平素フルト博士の小説を愛読して居た。或日友人と共に郊外散歩に出掛けたが、その自動車を運転して居るのが博士とは知らず、運転手扱いにしながら乗せて貰った。其の後ロッセンは債券が当選したので自動車を買い入れたが運転手は前の運転手であったのでそのまま雇い入れる事とした。又ロッセンの債券当選は博士の奇計であった。やがて是等の事を包んで居た雪は溶けて二人は結婚した。
 
                          Paetz Owner of a department store
 
                          The department Chief
 
                          Wanda Lossen Cashier
 
                          Mrs. Schultz her landlady
 
                          
                        Dr. Eric Fuldt a novelist
 
                          
                        Alfred Bessel his friends
 
                          
                        Ernst Hell his friends
 
                          
                        Simon servant of Dr. Fuldt
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