映画ランキング - 全米映画
(2025/4/11~2025/4/13)

2025年4月14日 発表(毎週火曜更新)
2025年4月11日~2025年4月13日にアメリカで上映された映画の興行収入ランキングはこちら。『マインクラフト/ザ・ムービー』『The King of Kings』『アマチュア』などがランクイン!(Box Office Essentials調べ)

  • No.1
    1 keep

    マインクラフト/ザ・ムービー

    、101分、冒険・アドベンチャー
    3.8
    4810

    週末興収$80,600,000

    累積興収$280,962,000

    世界で一番売れている同名ゲームを実写映画化。3Dブロックで構成されたバーチャル空間で、イメージしたものを自由に創りだせる不思議な世界を描く。『アクアマン』のジェイソン・モモア、『ジュマンジ』のジャック···もっと見る

  • No.2
    NEW
    The King of Kings

    The King of Kings

    公開未定
    -
    0

    週末興収$19,050,397

    累積興収$19,050,397

  • No.3
    NEW

    アマチュア

    、123分、アクション/サスペンス・ミステリー
    3.8
    2116

    週末興収$15,000,000

    累積興収$15,000,000

    “アマチュアスパイ”となったCIA分析官が繰り広げる復讐劇を描くサスペンスアクション。『ボヘミアン・ラプソディ』のラミ・マレックが主演を務め、愛妻家で内気な性格のCIA分析官チャーリーを演じる。CIA···もっと見る

  • No.4
    NEW
    Warfare

    Warfare

    公開未定
    -
    0

    週末興収$8,301,565

    累積興収$8,301,565

  • No.5
    NEW
    Drop

    Drop

    公開未定
    -
    0

    週末興収$7,500,000

    累積興収$7,500,000

  • No.6
    NEW
    The Chosen: Last Supper (Season 5) Part 3

    The Chosen: Last Supper (Season 5) Part 3

    公開未定
    -
    0

    週末興収$6,006,556

    累積興収$6,006,556

  • No.7
    2 down
    A Working Man

    A Working Man

    公開未定
    -
    0

    週末興収$3,060,987

    累積興収$33,522,000

  • No.8
    4 down

    白雪姫

    、109分、ファンタジー
    3.7
    3665

    週末興収$2,800,000

    累積興収$81,920,880

    ディズニー初の長編映画で世界初のカラー長編アニメーションである『白雪姫』を実写映画化。『ウエスト・サイド・ストーリー』のレイチェル・ゼグラーが白雪姫、「ワンダーウーマン」シリーズのガル・ガドットがヴィ···もっと見る

  • No.9
    5 down
    The Woman in the Yard

    The Woman in the Yard

    公開未定
    -
    0

    週末興収$2,100,000

    累積興収$20,353,000

  • No.10
    3 down
    The Chosen: Last Supper (Season 5) Part 2

    The Chosen: Last Supper (Season 5) Part 2

    公開未定
    -
    0

    週末興収$932,106

    累積興収$11,427,365

『マインクラフト/ザ・ムービー』が多彩な新作4本を撃破し堂々V2達成!公開2週間で北米累計興収3億ドルを突破
『マインクラフト/ザ・ムービー』が多彩な新作4本を撃破し堂々V2達成!公開2週間で北米累計興収3億ドルを突破
『マインクラフト/ザ・ムービー』が多彩な新作4本を撃破し堂々V2達成!公開2週間で北米累計興収3億ドルを突破

4月20日のイースターとその休暇期間に向けて、各スタジオの期待作が相次いで公開を迎えた先週末(4月11日から4月13日)。それでも前週にひと足先に公開され、記録的なオープニング成績をあげた『マインクラフト/ザ・ムービー』(4月25日日本公開)にはどれも遠く及ばなかったようだ。
危なげなく2週連続No. 1を飾った『マインクラフト/ザ・ムービー』の2度目の週末3日間の興収は7850万ドルと、前週と比較するとおよそ半減の48.2%。それでも公開2週目末の成績としては歴代17位と非常に高い水準を維持している。また、北米累計興収は週末段階で2億7800万ドルを突破し、公開14日目の17日木曜日に3億ドルを突破。これは歴代30位タイの速さだ。 海外興収を含めた全世界興収はすでに5億ドルを突破し、現時点で5億7700万ドルほど。2025年公開作としては現在2位だが、1位が中国だけで20億ドル近くを稼ぎだしている『ナタ 魔童の大暴れ』(日本公開中)という例外的作品。世界各国でまんべんなくヒットしているという点で考えれば、今年を代表する作品に堂々躍りでたといってもいいだろう。あとはここからどこまで数字を積み重ねていけるか。 2位から5位を独占した新作タイトルのなかで、最上位に入ったのはCGアニメの『The King of Kings』。製作が『サウンド・オブ・フリーダム』(23)のAngel Studiosで、ボイスキャストにはピアース・ブロスナンやオスカー・アイザック、ケネス・ブラナー、ユマ・サーマン、マーク・ハミル、フォレスト・ウィテカーと錚々たる顔ぶれが揃い、メガホンをとったのは韓国映画界で視覚効果アーティストとして活躍してきたチャン・ソンホ監督だ。 初日から3日間の興収は1937万ドルとまずまずで、チャールズ・ディケンズが息子にイエス・キリストの生涯の物語を語り聞かせるというストーリーがイースターシーズンの需要と合致したといえよう。批評集積サイト「ロッテン・トマト」では批評家の好意的評価の割合が65%で、観客のそれは97%。大きく跳ねるタイプの作品ではないだけに、最終的には5000万ドル前後の興収に着地するだろう。 『ボヘミアン・ラプソディ』(18)でアカデミー賞主演男優賞に輝いて以来となるラミ・マレックの主演作『アマチュア』(日本公開中)は、初日から3日間で1480万ドルを記録して3位スタート。順位としては悪くないが、6000万ドルの制作費を回収できるのかギリギリのライン。こちらは「ロッテン・トマト」で批評家からの好意的評価の割合が61%、観客からのそれが89%と、やや平凡な評価にとどまっている。 一方で、作品評価が高かったわりに興収面で伸び悩んでしまったのが、4位にランクインしたアレックス・ガーランド監督とA24のタッグ作『Warfare』と、5位にランクインしたブラムハウス・プロダクションズの新作スリラー『Drop』。前者のオープニング興収は831万ドルで、1年前の同時期に公開された『シビル・ウォー アメリカ最後の日』(24)のおよそ3分の1。後者は同739万ドルと、1ヶ月前に公開された同じブラムハウスの『The Woman in the Yard』を下回る結果に。 とはいえ『Warfare』の評価は2025年公開作では群を抜いて高く、「ロッテン・トマト」では批評家からが94%、観客からが93%。2000万ドルの制作費の回収も問題なさそうで、下半期に本格化する賞レースまで話題性を維持できるかが重要になってくるはずだ。『Drop』のほうも批評家からが84%で観客からが80%となかなかの高評価であり、制作費が1100万ドルと安価なことも安心材料のひとつ。ただ総合的に見ると、『マイクラ』以外の作品はまだ閑散期の影響下にいると見える。 文/久保田 和馬


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