20世紀を代表する小説家初の伝記映画『カフカ』2027年1月公開決定!謎に包まれてきた生涯に迫るティザービジュアル&予告編
小説家フランツ・カフカの伝記映画『カフカ』が2027年1月8日(金)に公開されることが決定。ティザービジュアルと予告編、場面写真が到着した。
「変身」「審判」「城」などの名作で知られる小説家、カフカ。不条理な世界観や孤独と絶望を淡々と描いたユーモアあふれる作風で、没後100年を経たいまもなお世界中で絶大な人気を誇る。後世にも大きな影響を与え、村上春樹やデイヴィッド・リンチ、オーソン・ウェルズほか多くのクリエイターがファンを公言してきた。なかでもウェルズは、カフカの原作に惚れ込み映画化した『審判 4Kレストア版』(公開中)について「私がこれまでに作ったなかで最高の映画」と自負している。
そんなカフカの初の伝記映画となる本作。生前はほぼ無名で、多くの謎に包まれてきたカフカ。自身の経験や内面の葛藤を基に小説を書くことだけが、生きることだった。わずか40年でこの世を去った、孤独と苦悩に満ちた生涯。本作は生前の一人の人間として等身大な“フランツ”と、死後に巨大なアイコンとなった“カフカ”、その両方を描く。
物語の舞台は20世紀初頭のプラハ。幼少期から繊細で内向的であったカフカは、支配的で威圧的な父親との関係に葛藤し、逃れるように執筆に没頭していた。サラリーマンを務めるかたわら文学に励むも、その才能は脚光を浴びることのない日々。数々の恋愛から婚約破棄。病に侵されながらも、自分自身をひたすらに追い求めた。カフカとは一体何者で、何者になりたかったのか。生前知られることのなかった数奇な人生を活写する。
監督は『太陽と月に背いて』(95)、『人間の境界』(23)ほか数々の名作を世に送りだし、アカデミー賞にも3度ノミネートされているポーランドの巨匠アグニエシュカ・ホランド。壮大な“カフカワールド”に観る者を誘い込み、監督自身も影響を受けてきたカフカのとらえどころのない複雑な内面をたどる。また、本作は第98回アカデミー賞国際長編映画賞ポーランド代表作品に選出されたほか、チェコのアカデミー賞といわれる第33回チェコ・ライオン賞で最多15部門にノミネートされ、主演男優賞ほか最多4部門を受賞。第28回ポーランド映画賞では10部門にノミネートされ、最優秀撮影賞を受賞した。
このたび本国ポスターを踏襲したティザービジュアルが解禁。どこか不安げな表情でこちらを見つめるカフカを水平に輪切りにした大胆なデザインだ。孤独と苦悩に満ちたカフカの多面的なアイデンティティを視覚的に表現。“カフカ的”とも言われる出口のない悪夢のような世界観を想起させるシュールなビジュアルとなっている。
あわせて解禁された予告編は、机に向かって筆を走らせるカフカの姿からスタート。「世の中の悪の根源はたった2つ。“焦り”と“無関心”」というカフカが残した有名な言葉が語られ、彼が抱く底しれぬ不安を伺わせる。声を荒げる父親に、破滅的な恋に落ちる女性たち。「フランツ!フランツ!フランツ!」と迫りくる、カフカを呼ぶ無数の声。それから逃げるように、静寂を求めて自分の世界に引きこもるカフカ。父親を恐れ、人間関係に悩んだカフカには、書くことしかできなかった。美しいプラハの町並みのなかで繰り広げられる、世界的文豪の知られざる人生。虫などカフカの小説におけるモチーフも登場し、ホランドの手によって“カフカワールド”がどのように描かれるのかを期待させる。
さらに場面写真5点も解禁。カフカ本人と瓜二つの新人俳優イダン・ヴァイスが演じる主人公カフカ、カフカの人生に大きな影響を与える父親、恋した女性たちとの姿などが収められている。
世界中のアーティストに多大な影響を及ぼしたカフカの実像に迫っていく本作。20世紀を代表する小説家の波乱に富んだ半生を映画館で見届けて。
文/サンクレイオ翼
[c]2025 MARLENE FILM PRODUCTION, S.R.O., X FILME CREATIVE POOL, METRO FILMS SP. Z O.O., TELEWIZJA POLSKA S.A., CZECH TELEVISION, ZDF/ARTE, CANAL PLUS POLSKA S.A., BARRANDOV STUDIO, A.S.
