人と犬の絆を描く『ハート・オブ・ビースト』、井上裕介&村重杏奈が号泣を約束!「犬を飼っていようがいまいが間違いなく泣く」

人と犬の絆を描く『ハート・オブ・ビースト』、井上裕介&村重杏奈が号泣を約束!「犬を飼っていようがいまいが間違いなく泣く」

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「ブラッド・ピットの俳優魂を感じざるを得なかった」(村重)

――次にブラッド・ピットの印象についてもお伺いしたいのですが。

村重「年齢を調べてみたら、ブラピっていま62歳なんですよね。撮影がいつ行われたのかわからないですが、仮に60歳ぐらいで撮影していたとしても、身体が仕上がりすぎじゃないか!って思ったんですよね。映画を観てた時は、40歳ぐらいかなと思って見てました(笑)」

60歳を超え、さらに渋みを増していくブラッド・ピット
60歳を超え、さらに渋みを増していくブラッド・ピット[c]2026 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

井上「役柄が元軍人だから体が締まってないとアカンというのもあるでしょうけど…」

村重「それにしても一切緩みがなかったというか。カッコよすぎて!イケオジというのは、こういう人のことを言うのだなと改めて思いました。しかも映画自体はたぶん4日間くらいの話だと思いますが、そのなかでちゃんと痩せていってるじゃないですか。なんか俳優魂を感じざるを得なかった」

井上「徹底しているんでしょうね、役作りが。だからもう演技しているとか、フィクションに見えなくて。ブラピのノンフィクションを見ているような感じがしてくるんですよ」

村重「そうですよね。だからオーディンが本当はブラピの飼い犬じゃないというのが、なんだか不思議に思えてくるんですよ」

――そういえば、犬にもPTSDというのがあることを、本作を観て初めて知りました。

井上裕介の愛犬、“ぼん”'(右)と“ちょこ”(左)
井上裕介の愛犬、“ぼん”'(右)と“ちょこ”(左)写真/井上裕介より提供

井上「僕は“ぼん”と“ちょこ”という2匹の犬を飼っていますが、どちらも保護犬なんです。特に1匹は心的ストレス、 PTSDとまではいかないけれど、近いものがあって。だからちょっとわかる部分はありましたね。1人ぼっちになると吠えちゃうし、寝る時も一緒のベッドじゃないと寝ないし。 ケージの中にも怖いから入れない」

村重「うちの犬は“乱刃血(らんぱち)”という名前ですが、体は大きいのにすごい小心者で、なにに対してもビビリなんです。でも私の弟を守ると決めたらしくて、ちゃんと立ち向かうべき時は頑張ってくれる。そういう逞しさを発揮する時もあって、感心しますね」

井上「もともと番犬という役割を持って人間の世界に入ってきているから、守ることも自然な流れなのかも?」

――お2人は自分のワンちゃんと、本作で見られるような絆を感じたことはありますか?

村重杏奈の愛犬、“乱刃血(らんぱち)”
村重杏奈の愛犬、“乱刃血(らんぱち)”写真/村重杏奈より提供

村重「私、1回だけバラエティでうまくいかなくて、家で大泣きしたことがあるんです。乱刃血は普段はいつもポカンとしている感じだけれど、その時だけスーッと私のところに来て、膝の上に乗っててくれたんです。じっと私の顔を見て、涙をペロペロと舐めてくれて。その時になにか私の感情を察してくれているんだなって思いましたね」

――それは間違いなく、心配してますね。

村重「おてんば系ワンワンだから、一緒にいる時は遊びたがるばかりで『落ち着いて!』 と私が言っていることが多いんです。だけど私の気持ちがダウンしている時は、慰めるようにじっと座っていてくれる。そういう時に絆を感じることはありますね。だから人には話せないようなことは、乱刃血に話したりしています」

井上「僕も帰った時、ぼんとちょこがペットゲートのところまで来て待っているのですが、その姿を見ると絆の深さを感じますね。 ただ事務所にいるドッグ・トレーナーの資格を持つ後輩によれば、家に帰った時に自分を待っている犬を見たら愛おしく感じるけれど、すぐにヨシヨシをしてはいけないそうです。それをしちゃうと逆に犬が人離れできなくなるらしくて」

村重「えー、そうなんですか!?」

井上「だから躾としては、1回無視してくださいって言われました」

――それは難しそうですね。ついヨシヨシしちゃいますよね。

井上「結局、そうやって余計に可愛いがってしまうと、人が万が一離れたりした時に誰にも心を許さなくなってしまうらしいんです。うちのぼんは前の飼い主とまさにそういう別れ方をしたから、人見知りになってしまったんやと思います」

村重「いやー、お迎えに来ているのを無視するなんで、私にできるのかしら」

――でも躾としては大切なんですね。

人と犬の絆に感動間違いなし…号泣必至の一作!
人と犬の絆に感動間違いなし…号泣必至の一作![c]2026 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

井上「そうすると主従関係がしっかりつくらしいんです。でもできないですよ。やっぱり可愛いから。帰ったらつい触ってしまう。でもオーディンみたいに育てたいのなら、必要なことらしいです」

村重「うわあ。乱刃血はビビリなんで、本当に頑張って教えていかなくちゃですね」

――では最後に、愛犬家の皆さんに本作をなんと言っておすすめしますか?

村重「ついつい犬を甘やかしがちですが、最近は災害も多いですし、いつなにが起こるかわからない。それを考えたら、なにか起こって私と別れたとしても生きていけるよう、ちゃんと乱刃血を育てないといけないなと感じました」

井上「僕も、生きていくうえで幸せなことばかりが起きるわけではないと思うので、そういうことを改めて戒めてくれるという意味でも、とても参考になった映画でしたね。ワンちゃんが好きな人はいろいろと考えさせられることが多いんじゃないかな」

村重「多いです!いまから甘やかしすぎないように頑張ります」

井上「愛を持ってちゃんと躾をしつつ、いまも大切にしているけれど一緒に生きていく喜びをますます大事にしたいです」

愛犬との時間を大切にしたいと語った、井上と村重
愛犬との時間を大切にしたいと語った、井上と村重撮影/木村篤史


取材・文/横森文

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