ホラーファン大熱狂の3日間!来日セレブや豪華ゲストも駆けつけた「東京ホラー特区!!2026」の模様を総括
「Dive into Horror(恐怖解放区へ、ダイブせよ!)」をテーマに掲げ、あらゆるホラーが一堂に会するイベント「東京ホラー特区!!2026」が、9月11日から9月13日までの3日間、東京ドームシティのプリズムホールにて開催された。ホラージャンルに特化した大規模イベントとして今回、初開催を迎えたが、会場には連日、熱狂的なホラーファンはもちろんのこと、若い世代やファミリー層までさまざまな来場者が詰めかけた。本イベントの模様を、ステージイベントを中心に一気に振り返っていこう。
初日からホラーの魅力に迫るステージが満載
謎の仮面ダンス集団「O-MENZ」による華麗なパフォーマンスから幕を開けた「東京ホラー特区!!2026」。オープニングセレモニーには「グレムリン」シリーズのジョー・ダンテ監督とザック・ギャリガン、「ターミネーター」シリーズのリンダ・ハミルトンとエドワード・ファーロングといった来日セレブをはじめ、清水崇監督や関暁夫、お化け屋敷プロデューサーの五味弘文ら国内外の豪華ゲスト陣が集結。
今回が初来日となったダンテ監督は「今日が初めての東京で、皆さんは私が日本で初めてお会いするオーディエンス。イベントを楽しみにしています」と語り、『八つ墓村』(公開中)の清水監督も「ホラーな人たちに囲まれるのはすごく幸せな気分」と満面の笑み。その後ステージでは、「日本ホラーゲーム大賞2026 produced by 百室」の授賞式や、恐怖の対象となった平将門公の伝説を紐解く歴史トーク、楳図かずおの生誕90周年トークなど、多角的なテーマでホラーの魅力が伝えられていった。
新作から往年の名作まで、映画ファン必見の一日に!
2日目は国内外の映画ファンを熱狂させる企画が目白押し。ハミルトンとファーロングのトークステージでは、2人が共演を果たした『ターミネーター2』(91)の思い出話に花を咲かせたり、ハミルトンへの一足早い誕生日祝いで大盛り上がり。またダンテ監督とギャリガンのステージでは、いまなお「グレムリン」シリーズが愛されつづけていることへの喜びを口にするダンテ監督に、ギャリガンは「当時はアクション映画だと思って撮影していました」とのエピソードを披露。
他にも、『八つ墓村』のスペシャルトークステージには清水監督や高嶋政伸らが登壇し、横溝正史が生み出したミステリの金字塔に対するリスペクトや撮影時の貴重なエピソードを披露。そして「東京国際ファンタスティック映画祭」のゲストを迎えたステージでは、当時の思い出や映画祭の功績を振り返りながら、今後の映画祭復活への期待が語られた。
大熱狂と鳴り止まない拍手のなか、華々しくフィナーレ!
最終日は、『らせん』(98)で貞子役を演じたことでも知られる“ホラーの女王”佐伯日菜子が登壇し、1990年代後半に一世を風靡したJホラーの黄金期を振り返るトークステージからスタート。続く「MOVIE WALKER PRESS HORROR presents NEXT J-HORROR GENERATION」では、新進気鋭の若手監督&俳優陣がJホラーの未来を切り開く新作を引っ提げ、“マスター・オブ・Jホラー”である清水監督と、『呪いのスマホ』(11月13日公開)、『巨頭オ』(12月25日公開)、『ガチャ-廻世界-』(2027年2月公開)といった待機中のホラー映画の監督・キャストたちがトークを展開。
夕刻には、来場者の投票によって選ばれる「東京ホラー特区!! インディーホラーゲーム大賞」の授賞式が行われ、見事に「60病」が受賞。グランドフィナーレには再び来日セレブや3日間のイベントを盛り上げた関係者たちが集結し、ホラーファンたちの熱狂と拍手喝采のなかで幕を下ろした。
展示や体験企画も多数そろえ、ホラーファンの“集いの場”に
ステージ以外にも会場内には“ホラー”を楽しむ展示や体験企画が満載。来日セレブと直接触れ合える撮影会・サイン会・セルフィー会では、「グレムリン」のギズモの撮影会エリアも。また五味が手掛けた「お化け屋敷の人形回廊」や、スーパーミステリー・マガジン「ムー」による、ナスカの異星人ミイラ(レプリカ)などが並ぶ「ムー メキシコ神秘展」、体験型のアトラクション「OBAKEN ZOMBIE ESCAPE」。さらに物販コーナーや個人クリエイターブースなど、どこもホラーの熱気が途切れることはなく、まさに“特区”の名にふさわしい一大イベントに。
「東京ホラー特区!!2026」の酒井美佐子プロデューサーは、関係者や来場者への感謝と共に、「『恐怖』の捉え方は人それぞれ千差万別。それゆえホラーも多種多様な進化を遂げてきたのではないでしょうか。その進化には歴史と個性があります。その魅力を切り取り、『東京ホラー特区』という新しい『場』を創りだしました。過去の偉人が残したすばらしい作品と新しい作品が共存するこの『特区』が、これからもホラーを愛する皆さまの集いの場となり、皆さまに再びお会いできる機会にできればと考えております」とコメントを寄せている。次なる開催にも期待したい!
文/久保田 和馬

