『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』福原遥、倍賞千恵子との共演に感激「一生の宝物」

『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』福原遥、倍賞千恵子との共演に感激「一生の宝物」

映画『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』(8月7日公開)の完成披露試写会が7月6日に丸の内ピカデリーで行われ、福原遥、細田佳央太、出口夏希、井之脇海、倍賞千恵子、原作者の汐見夏衛、新城毅彦監督が出席した。

『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』(8月7日公開)の完成披露試写会が行われた
『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』(8月7日公開)の完成披露試写会が行われた

本作は、現代から1945年にタイムスリップした女子高生の百合(福原)と、特攻隊員として空に消えた彰(水上恒司)による切なすぎる恋が話題を呼び、興行収入45億円を突破した『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の続編であり、完結編。

彰の夢でもあった高校教師になった百合役を演じる福原遥
彰の夢でもあった高校教師になった百合役を演じる福原遥

この日は、主人公の名前が百合であることにちなみ、観客全員に百合の花がプレゼントされた。ステージ上や客席前にも用意され、合計777本の百合の花が会場を埋め尽くすなか、イベントがスタート。空に消えた彰との別れから7年後が、本作の舞台となる。前作に引き続き百合を演じた福原は、続編の制作が決まった時には「本当にびっくりしました」と驚きを隠せなかった様子。

若き日の千代を演じる出口夏希
若き日の千代を演じる出口夏希

福原は「あれから百合がどういう人生を送っているんだろうと気になっていましたし、7年後ということで成長した百合を演じられることがうれしかったです。続編ができるというのは、たくさんの方に愛していただけたから。感謝の気持ちでいっぱいです」と喜びを口にした。千代役の出口も前作に続いての登場となり、「千代としてまたあの世界に行けることが、なにより楽しみでした。すごくうれしかったです」と福原と笑顔を見せ合っていた。

彰の面影を持つ青年・涼役を演じる細田佳央太
彰の面影を持つ青年・涼役を演じる細田佳央太

彰の面影を持つ青年・涼を演じた細田は、前作が大ヒットしたからこそ「怖かったです」とオファーにプレッシャーも感じていたという。「でもそれは逆に言えば、そういった作品に必要としてもらったということ。自分でもなかなかやったことのないジャンルでもあったので、頑張ろうという前向きな気持ちでオファーを受けさせていただきました」と力強く語った。

お互いへの感謝を語った福原遥と細田佳央太
お互いへの感謝を語った福原遥と細田佳央太

涼は、福原演じる百合に想いを寄せる役どころ。共演シーンの多かった福原について、細田は「集中力がものすごく高くて、大きなエンジンを積まれている方。自然と自分も深く集中していけるようで、引っ張っていただきました」と感謝しきり。福原も「初共演とは思えなかった。勝手に何回も共演したことがあるんじゃないかと思うくらい。すごく安心感があった」と語り、「撮影に入る前から、役についていろいろとお話させてもらって。現場でもたくさんコミュニケーションを取らせていただきながら、安心して撮影に挑めました。お芝居をしていてもとても楽しくて、ご一緒できてうれしかったです」と笑顔を見せた。

千代の夫となる林吉を演じる井之脇海
千代の夫となる林吉を演じる井之脇海

千代の夫となる林吉を演じる井之脇は、「重たいシーンがかなりあった。でも現場の空気がすごく前向きで、支えられた」と回想。現代の千代を演じる倍賞も、「スタジオに入った時に“映画の好きな人たちが集まっているな”という空気がわーっと伝わってきた。緊張していたんですが、ふっと力が抜けてとてもうれしく、幸せな気持ちになりながら撮影に入ることができました」と撮影現場に流れる温かな空気について紹介しながら、「映画っていいなと思いました」としみじみ。

現代の千代を演じる倍賞千恵子
現代の千代を演じる倍賞千恵子

倍賞が、福原との共演について「緊張しました」と目尻を下げると、福原は「私がです」とにっこり。「まさかご一緒できるとは思っていなかったですし、本当にうれしかったです。自分にとって一生の宝物だなと思いながら、ご一緒させていただきました」と感激をあふれさせた。続けて「緊張していたんですが、現場では気さくに毎日、話しかけてくださった。それがすごくうれしくて、安心しながら撮影していました」と福原が頬を緩めると、倍賞も「楽しかったです」と充実感たっぷり。「福原さんが演じているのは、昔を知っていて、いまも生きているという役。そういう役をやっていても全然不思議じゃない。そこにいることが当たり前のようにいる方」と福原の存在感と熱演を称えると、福原は「うれしい」と感無量の面持ちを見せていた。

原作者の汐見夏衛
原作者の汐見夏衛

原作者の汐見は、続編の決定に「『あの花』と雰囲気も違う小説だったので、映画化にはならないかなと思っていた」そうで、「映画の『あの花』観て、小説を読んでくださった方もいる。『あの星』も映像化してほしいと言ってくださる方もとても多かった。そう言ってくださった方が喜んでくれるんじゃないかなと、とてもうれしく思いました」と吐露。「どんな年代の方が観ても、きっと感じることがある映画。いままで長く生きてきた方にとっても、これから長く生きていく方にとっても、きっと考えさせられることが多いはず。どんな年代の方にも届く映画になっているなと思いました。楽しんでいただけたらうれしい」と映画を絶賛していた。

また翌日が七夕であることから、短冊に願いを書いて披露する場面もあった。福原は「この作品がたくさんの方に届きますように」と呼びかけ、倍賞は「世界のあちこちで起きている戦争を、いますぐ止めてください」と短冊に平和への祈りを込めていた。


取材・文/成田おり枝

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