『スクリーム』などの人気ホラーから『マトリックス』、『宇宙戦争』まで…数々の映画が餌食になってきた「絶叫計画」シリーズのパロディをおさらい!
小ネタ的パロディも満載の『最‘狂’絶叫計画』
3作目『最‘狂’絶叫計画』(03)は、監督がキーネン・アイヴォリー・ウェイアンズから『裸の銃を持つ男』(88)などで知られる映画製作チーム「ZAZ」のデヴィッド・ザッカーへとチェンジ。シリーズの立役者であるウェイアンズ兄弟が関わっておらず、スラップスティックなギャグが増えるなど、テイストが変わった1作だ。
それでもパロディは健在で、“見た者は7日後に死ぬ”という“呪いのテープ”で女子高生が死ぬところから幕を開けるように『ザ・リング』(02)をなぞった物語が展開。そこに農場のミステリーサークルから始まる謎の宇宙人の襲来という『サイン』(02)の要素が絡み合い、テレビレポーターとなったシンディが事件を追いながら呪いの謎に迫っていく。
農場主の弟で、シンディが恋に落ちるジョージ(サイモン・レックス)がラッパーとしての夢を追いかけ、バトルに参加するというエミネム主演の『8Mile』(02)もモチーフの一つ。さらに未来を予知できるオラクルやすべてを監視するアーキテクトといった『マトリックス リローデッド』(03)のキャラクター、白いベールを被った何者かが娘になりすましているのでは…という『アザーズ』(01)のオマージュ、フォード大統領の肖像画がジェラルド・フォードではなくハリソン・フォードになっている『エアフォース・ワン』(97)的小ネタなど、今作もてんこ盛りで元ネタを探すのが楽しい1作だ。
SFからデスゲームまでジャンルごった煮の『最終絶叫計画4』
前作に引き続きデヴィッド・ザッカーがメガホンを握り、新たに脚本に「ZAZ」のジム・エイブラハムズも加わった『最終絶叫計画4』(06)。とある日本住宅に住む老人の介護の仕事に就いたシンディは、不可解な出来事に見舞われる。隣家に住むトム(クレイグ・ビアーコ)と恋に落ちるが、そんな矢先、突如現れた巨大マシーン「triPod」を通じて、宇宙生命体が地球侵略を試みる。
物語のベースとなるのは、巨大殺戮マシーン「トライポッド」を使用して地球征服を試みる火星人との戦いを描いた『宇宙戦争』(05)。また、日本住宅に現れる白塗り少年はもちろん『THE JUON/呪怨』(04)から。シンディたちがある村に潜入する『ヴィレッジ』(04)などパロディが多数登場する。
2人の男性が地下室に閉じ込められた冒頭をはじめ、「triPod」に捕らわれたシンディたちが死のゲームに挑む『ソウ』(04)や『ソウ2』(05)を思わせる展開など、当時の旬な作品がいじられまくっている。
