“任天堂愛”がモリモリの『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』で何度も観直して探したいイースターエッグたち
世界中で愛される任天堂のゲーム「スーパーマリオ」を原作としたフルCGアニメ映画の第2弾『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』が現在公開中。1作目『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』同様、今回もマリオゲームからの引用、そしてほかの任天堂製ゲームへの様々なオマージュがされている。
双子の配管工マリオとルイージは、キノコ王国でピーチ姫を助けたり、マメキノコで小さくなったクッパの世話をしたりとみんなの困り事を解決しながら楽しい毎日を送っていた。ある日、詰まった土管の修理に訪れた怪しげなピラミッドで、新たな相棒となるヨッシーと出会う。ピーチ姫の誕生日を祝うお祭りのさなか、クッパJr.の襲撃を逃れた星の子チコが飛来。チコたちの母親的存在であるロゼッタのピンチを知ったマリオたちは、邪悪な野望を抱くクッパJr.の暴走を止めてロゼッタを救うべく、宇宙への冒険に出発する。
ゲームでは採用されなかった設定が実現!
「スーパーマリオワールド」や「スーパーマリオオデッセイ」をベースにした作品になるのではないかとファンの間では噂されていた本作。任天堂の代表である宮本茂のインタビューによると、続編への構想を練るうちに世界観が膨らんで、広大な宇宙を含むギャラクシーの物語に拡大したそう。というわけで、タイトルにもなった「スーパーマリオギャラクシー」はもちろん、「ワールド」と「オデッセイ」の要素がそこかしこに散りばめられており、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』にも増してボリューム満点。例えば、ピーチとロゼッタ2人の姫の設定は、ゲームでは姉妹というアイデアが当初あったが、最終的には採用されなかった。それを映画では採用されている。同様に、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』で登場させる予定を果たせなかったキャラたちが、様々なシーンで登場。こういったキャラたちを探すのも今作の楽しみ方の1つだろう。
そんななかでも、今回ピーチがキノピオと共にカジノで出会う敵キャラ、マムー、ドン・チュルゲ、キャサリン、チョッキーの登場には驚かされた。これらは「スーパーマリオUSA」に登場したキャラたちだ。もともとこのソフトは日本のみで発売されていたフジテレビのイベント関連ゲームで、任天堂開発の「夢工場ドキドキパニック」がベースになっている。「もっとマリオを遊びたい!」という海外でのマリオ人気に応えるため、ゲームのキャラの外見などを変更して「スーパーマリオブラザーズ2」(日本では「~USA」)として発売された一本だ。ピーチがマムーの口に野菜を投げつける、というゲーム内での攻略法が再現されているなど、海外のプレイヤーには思い出深い1本だろう。
マリオ作品ではない意外なキャラが大活躍!?
オープニングの城が円盤に引き抜かれ吸い込まれる「ギャラクシー」の冒頭を再現したシーン、巨大ボスとの戦いなどゲーム内の名シーンが多数登場し、ゲームで体感したそのままの感覚で描かれている。宇宙ネタも多いが、そのなかでも特筆すべきは、任天堂のSFシューテイングの名作「スターフォックス」から主人公フォックス・マクラウドが出演していることだろう。
フォックスの回想シーンだけは、ゲーム版へのオマージュとして2Dアニメで作られている。そんなフォックスの声を演じるのは『ランニング・マン』(25)の主演で知られるグレン・パウエル。フォックスの大ファンであり、ぜひ演じたいとアプローチしたそうだ。
