2年ぶりの再会!『サンキュー、チャック』トム・ヒドルストン×斎藤工の貴重な対談映像が公開

2年ぶりの再会!『サンキュー、チャック』トム・ヒドルストン×斎藤工の貴重な対談映像が公開

<キャスト、アンバサダー対談>

斎藤「僕はたぶんトムさんと同い年なんですけど、スティーヴン・キングの作品が自分の人生に寄り添ってくれてる気がします。スティーヴン・キングはトムさんにとってどういう存在ですか?また、彼の世界の主人公を演じたという印象、感想もお聞かせください」

ヒドルストン「すごく興味深いですよね。スティーヴン・キングの世間的なイメージは私が共感する人物像とは違っています。私があまり知らないのは、宇宙の闇の力や人生の暗い側面を描いた作品で。彼の作品で、同じかもしれませんが、若い頃に本当に心に響いたのは、『ショーシャンクの空に』と『スタンド・バイ・ミー』でした。彼の小説が原作です。でも、それらを結びつける要素として、『グリーンマイル』も、これらの映画に含めたいと思います。そして、その作品群に共通する精神というのは、友情には計り知れない価値があり、他者とのつながりこそが生きる理由だということ。とても共感できます」

斎藤「ありがとう。そんなスティーヴン・キングの研究者、オタク、マニアでもあるマイク・フラナガン監督の演出の特徴みたいなものはありましたか?」

ヒドルストン「フラナガンは、スティーヴン・キングに関して、第一人者だと思います。スティーヴン・キングと想像力を深いレベルで共鳴させているんです。彼はその源泉を深く理解している。2人には、男として、そして友人として、すばらしい絆があると思いますし、彼は原作をとても尊重しています。同時に独自の視点と解釈を持っている。まさに専門家が手がけているという安心感がありました。フラナガンはスティーヴン・キングの偉大な研究者であり、その作品をどう解釈し、映像化すべきかをよく理解していると思います」

斎藤「僕は人間がダンスをして生きる喜びを爆発させる第2章が大好きなんですけれど、チャックは街中で踊るという人生の最高の瞬間を表現してましたけど、俳優ではなく、トム・ヒドルストン自身の最高の瞬間ってどんな時に訪れますか?」

ヒドルストン「本当にいい質問ですね。タクミ。僕の場合、正直に言うと、ラジオを聴きながら日曜のランチを作っている時、好きな曲が流れてきて、キッチンで踊りだしたりします。だれも見ていません。動きたいっていう衝動を感じるんです。その感覚があるのは、走っている時ですね。昔から走っています。朝や夕方に走っている時、気温がちょうどよくて、空気のなかに穏やかで、温かい雰囲気が漂っていると、心の奥から感じます。走ることに、自由を感じられるんです」

斎藤「これが僕は最も聞きたかった質問なんですけど、この映画のテーマは、人の頭のなか、心の中に宇宙がある。そして人のなかに出会ったすべての人が生きているというテーマだと思うんですけど、トムのなかにはだれが生きていますか?」

ヒドルストン「いままで出会ったすべての人、いままで愛したすべての人。一緒にいろいろな経験を分かち合ってきた人たち。いまも一緒にいる人もいれば、もういない人もいます。思い出やつながりに感謝しています」

斎藤「この映画は日本では『サンキュー、チャック』というタイトルです。僕は『サンキュー、チャック。サンキュー、トム』と言いたいです。あなたのファン、この作品のファンに、メッセージをいただけますか?」

ヒドルストン「『サンキュー、チャック』を観に来てくださったすべての方に、心から『サンキュー』と言いたいです。皆さんが映画館を後にする時、自分の人生や友人とのつながりが持つ魔法に、ぜひ気づいてください。人生は尊いものです。両手でしっかりと掴んでいかなくてはなりません。本当にありがとうございます」


文/山崎伸子

作品情報へ

関連作品