「S・キングの言葉が、すとんと胸に落ちました」「『ショーシャンクの空に』を観た時のような心が洗われる感覚」『サンキュー、チャック』試写会コメントからひも解く人生の喜びと尊さ
「生きることの歓喜そのもの」…トム・ヒドルストンが魅せる魂を揺さぶる“祝福のダンス”
続く第2章では、大勢が行き交う広場でドラマーの女性(テイラー・ゴードン)がストリートパフォーマンスを行っている。足を止める者は誰もいないが、そこへ一人の男性が近づいてくる、あのチャックだ。歩みを止めた彼は、小気味いいビートに耳をすませておもむろにリズムを取りだすと、突然その場で踊り始める。その光景にいつの間にか人だかりができていく。
「トム・ヒドルストンのダンスがまぶしすぎて、自分の平凡な毎日も魔法のように祝福されているように感じました」(40代・男性)
「あのダンスシーンは理屈抜きで涙が出た。彼が靴底を焼き切るほど踊り続けた姿に、生きることの歓喜そのものを見ました」(50代・女性)
「一拍も外さない生のビートとトムの躍動。こんなにも美しいものを見せてくれるなんて、反則です」(30代・女性)
広場にいた恋人と別れたばかりの女性(アナリース・バッソ)も巻き込んで、心から楽しそうに踊るチャックの姿は多幸感にあふれており、劇中の観衆と同様に参加者も魂を揺さぶられたようだ。ダンスシーンの振付を担当したのは『ラ・ラ・ランド』(16)にも参加しているマンディ・ムーアで、彼女のもとで正式なダンス経験がなかったヒドルストンは6週間にもおよぶ猛特訓でこの“至福のダンス”を習得したという。また、心から幸せそうにダンスを踊り、生きる喜びを表現するチャックだが、さらに彼の人生を遡っていくことでその理由も描かれていく。一見平凡ながら複雑な内面を抱えたチャックの“深い人間体験の大海”を熱演したヒドルストンの表現力もまた、大きな称賛に値する。
「一人の男の魂がつながっている確かな証拠」…アンサンブルキャストが体現する“愛とつながり”
ヒドルストンに加え、キウェテル・イジョフォーにカレン・ギラン、さらにチャックの祖父をマーク・ハミル、少年時代のチャックにダンスを教える祖母をミア・サラ、高校時代のチャックをジェイコブ・トレンブレイが演じるなど、若手からベテランまで多彩な演技派がそろっている。彼らが織りなす“愛とつながり”を体現したアンサンブルが物語に説得力をもたらし、多くの賛辞が贈られている。
「マーク・ハミル演じるおじいちゃんが本当に温かい。彼が孫に向ける眼差しだけで、チャックの人生の豊かさが証明されていました」(50代・男性)
「世界の終わりを前に、日常を保とうとするキウェテル・イジョフォーの演技がとてもリアルで人間としての尊厳を感じました」(40代・女性)
「少年時代を演じた子役たちの透明感。特にトムの仕草を完璧に取り入れたダンスには、一人の男の魂がつながっている確かな証拠を見ました」(20代・男性)
