「愛する人と音楽があれば何度でも立ち上がれる」ダイアモンド☆ユカイが映画『ソング・サング・ブルー』で見つけた“人生の輝き”
「『ソング・サング・ブルー』は、大切な人と分かち合いたい映画」
お互いに成長するために不可欠な要素の一つが、女性の強さだ。「女性って強いじゃない?だからマイクが見守ったり支えたりしているように思えるけれど、実際はお互いになんだよね。最初は外見の美しさとかで付き合い始めるけれど、男っていうのは付き合い始めると女性の“強さ”にノックアウトされるわけ。そこで初めて男はわかる。僕は外見の美しさとか可愛さではなく、この強さが好きだったんだって。まさしくこの映画でのクレアはそんなことを教えてくれる」。
ミュージシャンには、それぞれ必ずミューズがいて、マイクにとってのミューズはクレアなのだとダイアモンド☆ユカイは断言する。「僕にとってのミューズは妻なわけだけど、この映画を『もう1度見たい』と言ったのは、その妻と一緒に見たいと思ったからなんだ。僕の場合は、映画は1人で楽しむのが基本。そのほうが集中して見ることができるし、自分の表現とか、歌を作る時にヒントになったりするから。2人で観るとそういう観点がボケちゃう時もあるからさ。だけどこの作品は、“人と分かち合いたい”映画なんだよね。バンドのメンバーや娘、双子の息子たちとも分かち合いたいと思っている。つまり人と見たい映画であり、映画館で見たい映画なんだ」。
「どんな人生も1つの歌。成功しなくても人生を生き続ければいい」
最後に、本作の見どころを伺った。「最近はQUEENとか、いろいろなスターの人生をベースにした映画ができているけれど、これは特別なスターの話ではないと思う。地元ではスターだったかもしれないけれど、特別な誰かの物語ではなく、音楽を愛したごく普通の人が自分の人生を音楽に変えていったというお話。そこがグッとくるんだよね」。
これから、映画を観る人へのメッセージを聞いてみたところ、「どんな人の人生も1つの歌なんだって感じました。誰にでも当てはまるから、映画を観ると自分の人生を顧みたくなるし、自分の人生が好きになっていると思う。人生ってなかなか思い通りにならないことが多いじゃない!?でも愛する人と音楽があれば、必ず何度でも立ち上がることができる。成功しなくても人生を生き続ければいい、それが人生の輝きなんだってことを教えてくれる映画でした」と、芯に刺さる言葉を語ってくれた。
取材・文/横森文
※ダイアモンド☆ユカイの☆は、正しくは六芒星。
