『全知的な読者の視点から』「社内お見合い」『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』ジヌ役まで…架空の世界と現実をつなぐ俳優アン・ヒョソプの歩み
実力ある俳優たちが集まる「浪漫ドクター キム・サブ」シリーズで注目され、その後も時代劇「ホン・チョンギ」、ラブコメディ「社内お見合い」など、多彩なジャンルの作品で魅力を発揮してきた俳優アン・ヒョソプ。大ブームを巻き起こしたアニメーション『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』(25)ではボイスキャストを務めるなど、活躍が続く彼の初の主演映画『全知的な読者の視点から』が公開中だ。昨年、デビュー10周年を迎えたアン・ヒョソプの歩みを振り返っていきたい。
2015年のデビューから、順調にキャリアを積み上げていく
幼い頃に家族と共にカナダに移住。17歳で韓国に戻り、アイドルの練習生としてレッスンに励んだ経験もあるアン・ヒョソプ。その後、2015年にドラマ「ポンダンポンダン 王様の恋」で俳優としてデビューし、順調にキャリアを積んでいく。そんな彼が俳優として大きくステップアップしたのが、韓国映画&ドラマ界を代表する演技派ハン・ソッキュが主人公を務める「浪漫ドクター キム・サブ」シリーズのシーズン2だった。腕はいいが型破りな医者と彼に魅了された周囲の人々とのチームワークで見せるこの医療ドラマでアン・ヒョソプは、心に絶望を抱える若き医師ウジンに扮した。ある理由から大学病院で働けなくなった彼は、天才医師キム・サブことプ・ヨンジュの務めるトルダム病院に引き抜かれ、救急医療の現場で働くうちに、医師としての生きがいに気づいていく。また、忙しい日々のなかで、大学時代からの友人で手術恐怖症に悩むウンジェと少しずつ距離を縮めていく姿も微笑ましい。シーズン3では、キム・サブの右腕に成長したウジンが、後輩たちを育てる姿が描かれている。
「太陽を抱く月」の作家が手掛けた人気小説を映像化した「ホン・チョンギ」では、時代劇に初挑戦。架空の王朝を舞台にしたファンタジー要素の強い作品でアン・ヒョソプは、人間たちに害をもたらす魔王を体内に封印された盲目の役人ハ・ラムに扮した。家族を殺された相手への復讐心を隠しながら、王にも信頼されている役人として穏やかに働くという複雑な人物を涼しげに見せている。「太陽を抱く月」のキム・ユジョン演じる女性絵師とのせつない恋の行方も見どころ。CGを駆使したアクションシーンも多く、俳優として新たな境地を開く作品となった。

