ウォン・カーウァイ初のドラマ「繁花」に「過去作のような演出のなかに新しい物語がある」「連ドラとは思えない映像美と重厚感」と映画ファンから感動の声が続出!

コラム

ウォン・カーウァイ初のドラマ「繁花」に「過去作のような演出のなかに新しい物語がある」「連ドラとは思えない映像美と重厚感」と映画ファンから感動の声が続出!

1990年代上海の再現と失われた時代へのノスタルジー

深圳から来た謎の女・李李
深圳から来た謎の女・李李[C]2023 BLOSSOMS ISLAND PICTURES LTD. ALL RIGHTS RESERVED

劇中のおもな舞台となる繁華街「黄河路」をリアルに再現するため、上海のロケ地に1:1の実物大サイズでこの通りを復元。さらに、きらびやかなネオンサインや英国風のホテルの内装、切手帳のような小道具にまで細心の考証が向けられている。そこから生まれる当時の空気感によって、観客は本作を単なる人間ドラマとしてではなく、この時代を生きた人たちの想いや熱気までも追体験することができ、心を震わせていたようだ。また、日本の1980~90年代のファッションを参考にしたという女性キャラクターたちのゴージャスな衣装にも注目が集まっていた。

「黄河路のネオンは印象的です。755mのストリートが圧巻で、まるでそこを歩いているかのような感覚になりました」(40代・女性)
「旧正月の爆竹や、夜の市場のネオンの光、そして花火とスローモーションが非常に印象的でした」(30代・女性)
「李李の衣装はきらびやかで、デザインもすごいと思いました。女性たちの衣装も凝っていて、見入ってしまいます」(30代・女性)
「衣装へのこだわりを感じます。90年代上海の伝統的な衣装と、海外から来たファッションが併存している多様性が再現されています」(20代・男性)
「上海で暮らしたことのある身としては、開発中の東方明珠など、ランドマーク的建物が印象的に映しだされていて没入しました」(40代・女性)

上海の中心にあるストリート「黄河路」を忠実に再現
上海の中心にあるストリート「黄河路」を忠実に再現[C]2023 BLOSSOMS ISLAND PICTURES LTD. ALL RIGHTS RESERVED

上述したように今回の試写会は2話までで、このあともシリーズは28話にかけて展開されていく。現時点でも阿宝をねらう影が誰なのか?阿宝と玲子、汪明珠、李李との関係は?など先が気になってしかたがない。また、ウォン・カーウァイ作品が持つ情緒的な魅力は本作にも息づいており、いつまでも映像や音楽に浸っていたいという声も聞こえてくる。

「ドラマにしてはあまりにも豪華すぎるセット、時代を反映させたストーリーがおもしろい」(40代・男性)
「ウォン・カーウァイ好きなら、ひと目でその世界を理解して観たい欲を刺激されるはず」 (60代・女性)
「90年代の上海に生きた人も、初めて触れる人も、時代の光と影を鮮やかに描きだした人間ドラマに共感できる」(40代・女性)
「香港映画好き、レトロなものが好きな人は、まず映像だけでも楽しめると思う」(20代・女性)

『2046』と同じBGMを採用するなど、過去作との共通点も多いウォン・カーウァイ監督の「繁花」
『2046』と同じBGMを採用するなど、過去作との共通点も多いウォン・カーウァイ監督の「繁花」[C]2023 BLOSSOMS ISLAND PICTURES LTD. ALL RIGHTS RESERVED

このほか、「連ドラとは思えない映像美と重厚感が楽しめる!」(20代)というコメントも。難しいことは考えずに魅惑の映像美から没入してみるのもいいだろう。巨匠が仕掛ける大作ドラマ「繁花」をぜひチェックしてほしい。


文/平尾嘉浩

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