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ウォン・カーウァイ初のドラマ「繁花」に「過去作のような演出のなかに新しい物語がある」「連ドラとは思えない映像美と重厚感」と映画ファンから感動の声が続出!

コラム

ウォン・カーウァイ初のドラマ「繁花」に「過去作のような演出のなかに新しい物語がある」「連ドラとは思えない映像美と重厚感」と映画ファンから感動の声が続出!

『恋する惑星』(94)、『花様年華』(00)などで国際的に高く評価され、木村拓哉が出演した『2046』(04)でも知られる香港映画界の巨匠、ウォン・カーウァイ。『グランド・マスター』(13)以来、長らく監督作を発表してこなかったカーウァイが初めてのドラマ作品で帰ってきた。中国文学界の最高峰、茅盾文学賞を受賞した同名小説を原作に、準備期間7年、撮影期間3年をかけて作り上げた全30話の渾身作「繁花」だ。

2023年に中国で放送されると視聴者、評論家からも絶賛されて一大ブームを巻き起こした本作が、WOWOWにて3月20日(金・祝)より日本初放送&配信される。その放送に先駆けて実施したMOVIE WALKER PRESS試写会では初回2話を上映。来場者向けのアンケートに寄せられたウォン・カーウァイのファンからの熱いコメントと共にドラマの魅力を紹介したい。

TVドラマの常識を覆す圧倒的映像美のウォン・カーウァイ・スタイル

物語の舞台は1990年代の上海。無鉄砲な青年だった阿宝(アーバオ/フー・ゴー)は、“旦那”と呼ばれるビジネスの師(ヨウ・ベンチャン)に導かれ、開かれたばかりの上海の株式市場で成功して“宝(バオ)社長”へと上り詰めていた。しかしある日、阿宝は暴走する車に轢かれて生死の境をさまようことに。飲食店「夜東京」を営む玲子(リンズー/マー・イーリー)、国営貿易会社に勤める汪明珠(ワン・ミンジュー/ティファニー・タン)らが阿宝の身を案じるなか、生き延びた彼は表舞台から姿を消してしまう。そんな時、深圳から来た謎の女、李李(リー・リー/シン・ジーレイ)が歓楽街の黄河路に高級レストラン「至真園」を新規オープン。李李はある目的から阿宝を店に招き、接近しようとしていた。

“旦那”からビジネスの手ほどきを受ける阿宝
“旦那”からビジネスの手ほどきを受ける阿宝[C]2023 BLOSSOMS ISLAND PICTURES LTD. ALL RIGHTS RESERVED

1990年代の上海は、急速な経済発展による熱気に包まれ、誰もが成功を手にしようとビジネスチャンスをねらっていた激動の時代。当時の光景がカーウァイ得意の鮮烈な映像美によって再現され、金色の光に包まれた上海の街並み、雨に濡れたアスファルトの質感などが冒頭から観客を圧倒し、「美しすぎて瞬きを忘れた」という回答も見られた。

「重厚な映像と音楽。90年代の上海の熱狂や息づかいまで感じられる。とても濃厚で、見ごたえがありました」(30代・女性)
「まるで映画を1本見終えたような気分。さすがウォン・カーウァイ作品だなと思いました。ドラマのクオリティを超えている」(30代・女性)
「上海の喧騒とリアルな街並みが、五光十色でありながら、一瞬のうちにタイムスリップしたかのように本当の上海を鮮やかに蘇らせてくれて、ノスタルジックな涙があふれました」(40代・女性)
「すごく映画的な作りで重厚感がハンパない。いつまで見ていても飽きさせない。お金をめぐるやり取りがジェットコースターのようにはやくおもしろい」(40代・男性)
「オープニングが『2046』のように近未来的でもあり、過去作を思い出させる演出の多さのなかに新しい物語がある」(60代・女性)


さらに、「大事な場面でスローモーションになる手法は、さすがウォン・カーウァイだと思った。人物の心情をじっくりと感じることができました」(55歳・女性)のようなコメントも。映像や演出の節々からカーウァイらしさが感じられ、そのクオリティの高さからまるで映画を観ているような濃密な時間だったようだ。

【写真を見る】きらびやなかネオンやスローモーションの演出…ウォン・カーウァイ演出は健在!
【写真を見る】きらびやなかネオンやスローモーションの演出…ウォン・カーウァイ演出は健在![C]2023 BLOSSOMS ISLAND PICTURES LTD. ALL RIGHTS RESERVED
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