40年以上の時を超えて再誕生!『映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城』に込めた120%の覚悟 ゲスト声優&sumikaも歓喜

40年以上の時を超えて再誕生!『映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城』に込めた120%の覚悟 ゲスト声優&sumikaも歓喜

「映画ドラえもん」シリーズの最新作『映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城』の公開記念舞台挨拶が2月28日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、本作の宣伝アンバサダー兼、ゲスト声優として声優初挑戦を果たした平愛梨とアルコ&ピース(平子祐希、酒井健太)、主題歌を担当したsumika(片岡健太、荒井智之、小川貴之)、矢嶋哲生監督が出席した。

ドラえもんたちも駆けつけ、会場を盛り上げた!
ドラえもんたちも駆けつけ、会場を盛り上げた!

1983年に公開され、「映画ドラえもん」シリーズの代表作のひとつとして長く愛されてきた『映画ドラえもん のび太の海底鬼岩城』を、40年以上の時を経て新たに生まれ変わらせた本作。テレビアニメ「ドラえもん」での活躍はもちろんのこと、『映画ドラえもん のび太の新魔界大冒険 ~7人の魔法使い~』(07)や『映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 ~はばたけ 天使たち~』(11)、そして『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』(24)など数々の作品に携わってきた矢嶋哲生が監督を担当。テレビアニメ「ドラえもん」で数々のエピソードを紡ぎ出して来た村山功が、脚本を務める。

平愛梨、子どもから「ママすごい!」の声
平愛梨、子どもから「ママすごい!」の声

上映後の感動と興奮が漂うなか、「楽しかったですか」と呼びかけた矢嶋監督。「選択を迫られる時に、寄り添える作品になっていたらうれしい」です願い、大きな拍手を浴びていた。ゲスト声優を務めたメンバーも、大きな反響を感じているという。

平は「子どもが学校から帰ってきて、目をまん丸にして『ママすごいよ!』と言うので『なに?』と聞いたら、『お友だちから、ママがテレビにドラえもんと映っていた。僕、人気者だよ!』って」と反応を紹介し、「子どもたちがすごく、ドラえもんとママがいることに喜んでくれて。子どもたちもヒーローになったみたいだと喜んでくれています」とうれしそうに語った。

平子祐希、ドラえもんとの登壇に「胸がいっぱい」
平子祐希、ドラえもんとの登壇に「胸がいっぱい」

自身が本作に参戦していることは、まだ家族に内緒だという平子は、「ミュージックステーションを観ていた奥さんが、『この歌、すごくいい歌だから観てみなよ』と。それがsumikaの、今回の主題歌だった。娘も『本当だ、いい歌!』と言いながら聴いていた。その後ろ姿を見ながら、すごく感動した。こんなエモーショナルな光景があるのかと、胸がいっぱいになった。泣きそうになった」としみじみ。公開初日にプライベートで本作を鑑賞したという酒井は、「エンタメのすべてが詰まっていた。改めてドラえもん、すごいなと思いました」と実感を込め、「監督、ありがとう!」と感謝を伝えた。

平子祐希、家族にはまだ内緒だという
平子祐希、家族にはまだ内緒だという

それぞれ、本作に携われたことは人生においても大切な経験になったという。

「生まれて初めて買ったコミックスが『ドラえもん』。初めて観た映画も『ドラえもん』だった」と明かした平子は、「そんな僕が、いまお仕事として一緒にやらせてもらっている。本当に胸がいっぱい。今日来ている子どもたちも、なにかひとつのことを突き詰めて頑張ったら、将来はドラえもんの横に立ってお話することができるのかもしれません。ただお笑い芸人はあまりオススメできない」と胸を熱くしながらも、しっかりと会場を笑わせていた。

sumikaもドラえもんたちと一緒に舞台挨拶に登場!
sumikaもドラえもんたちと一緒に舞台挨拶に登場!

sumikaは、主題歌「Honto」を書き下ろした。片岡は「友人が初回の上映を観に行ってくれた。『曲自体も好きだったけれど、映画を観た後に流れてくるとまた感じ方が違い、より好きになった』と言ってくれた。作品と正しく掛け算ができたんじゃないかと思って、幸せな気持ちになりました」と笑顔。

主題歌「Honto」を書き下ろしたsumika
主題歌「Honto」を書き下ろしたsumika

また友情や勇気が描かれた本作を通して、片岡は「人と一緒になにかをやっていくのは、改めていいなと思いました。メンバーをちゃんと大事にしながらのほうが、一人で生きて行くよりも楽しい人生が描けるんじゃないかと思った」と吐露。荒井は「子どものころは、もっとシンプルに自分のやりたいことに向き合っていたなと思い出した」と切り出し、「この映画もたくさんの子どもに観てもらえると思うと、昔の自分に恥じないように。この先も応援してもらえるようなバンド、人間でありたいなと思いました」と、今回は「気を引き締め直す経験」になったと語る。小川は「人生で初めて観に行った映画は、母親と2人で行った『ドラえもん』。忘れられない記憶。今日もきっとこの会場で、忘れられない記憶を残した人がいると思う。その記憶の一部に音楽家として携われたのは、誇らしいこと。とても幸せ。音楽を続けてきたからこそ、こういった日が迎えられた」と音楽家、そして『ドラえもん』のファンとしても感激をあふれさせていた。

公開初日に映画を見に行ったという酒井健太
公開初日に映画を見に行ったという酒井健太

またこの日は、のび太からの質問に答える形で「ドラえもんたちに手伝ってほしいこと、克服したいこと」を発表するひと幕もあった。現在は四児の母として活躍の幅を広げている平は、「洗濯物をたたんでもらいたい」と回答。

「気合いだよ!」とジャイアン
「気合いだよ!」とジャイアン

「家族が6人いるんですが、毎日洗濯をしていて。3日分(たたむのを)溜めちゃう。4日目には絶対、溜めないんです。山盛りの洗濯物のなかから探すのはイヤなので」と生活の悩みを口にすると、酒井が「それ、長友佑都に言ってもらっていいですか!」と夫に頼んで欲しいと鋭いツッコミ。平子は「バラエティの大人数でのひな壇」が苦手だと打ち明け、「このテンション、この声質なので、頑張って入っていってもかき消される。“バラエティのひな壇の人数減るライト”みたいなものがほしい」と秘密道具に頼りたいとのこと。ドラえもんは「未来に帰って調べてみます!」と応じていた。「草野球をやっている」という酒井は、「内角を攻められて、2ストライクに追い込まれた時の、外のスライダーの対処の仕方」とピンポイントすぎる相談を投げかけ、これにはジャイアンが「気合いだよ!」と頼もしい一言をお見舞いしていた。

矢嶋哲生監督は、偉大な原作に挑むうえでのスタッフの共通認識を紹介した
矢嶋哲生監督は、偉大な原作に挑むうえでのスタッフの共通認識を紹介した

「映画ドラえもん」シリーズの代表作のひとつとして長く愛されてきた『映画ドラえもん のび太の海底鬼岩城』を新たに生まれ変わらせた矢嶋監督は、これまでの道のりについてこう語った。

「ファンの皆さんのなかですごく人気だというのは、重々承知だった。それはスタッフのなかでも共通認識だった」と口火を切った矢嶋監督は、「原作に恥じないようにというのは当たり前なんですが、各々のパワーや上限を超えて、美術に関しても描き込みをかなりあげてもらったり、ドラえもんの世界にみんなが浸ってもらえるように。音楽、色味などすべてのセクションにおいて、自分たちの持つパワーを120パーセント引き出せるように士気を高めてやっていった」と並々ならぬ思いで挑戦したと振り返っていた。


取材・文/成田おり枝

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