歴代最高人数はコメディ界のレジェンドによる1人◯役!?演技派の証とも言える“1人多役”に挑んだ俳優たち
エディ・マーフィ…『ナッティ・プロフェッサー2 クランプ家の面々』(00)
それを上回る1人9役をやってのけたのが、エディ・マーフィ。『星の王子 ニューヨークへ行く』(88)でも主人公のアキーム王子をはじめ4役をやってのけたマーフィは、『ナッティ・プロフェッサー クランプ教授の場合』(96)での7役を経て、『ナッティ・プロフェッサー2 クランプ家の面々』では9役に変身している。
肥満体がコンプレックスなシャーマン教授が、自らが開発した痩せ薬によってスリムでお調子者の“バディ・ラヴ”になるが、しだいに人格が暴走してしまい…というこのシリーズ。シャーマンらに加えて、両親、兄、祖母といったクランプ家もマーフィが演じており、特殊メイクによるルックスは別人としか思えない。
ジェームズ・マカヴォイ…『スプリット』(17)
カウント上は1役となるが、M・ナイト・シャマラン監督の『スプリット』では、ジェームズ・マカヴォイが、24もの人格を持つ解離性同一性障害を抱える主人公ケビンを演じており、次々と別人になりきる演技で観客の度肝を抜いた。
映画内では24の人格のうち20キャラクターを演じ分けており、社交的なバリーや潔癖症のデニス、女性人格のパトリシアに9歳の無邪気な少年ヘドウィグ…と変幻自在。そして24番目の人格ビーストでは、圧倒的なパワーを持つ人間離れした野獣のようなキャラクターを鍛え上げられた肉体で表現した。
バスター・キートン…『キートンの一人百役』(21)
ちなみに正確な数は不明だが、おそらく最多なのではと思われるのが、稀代のコメディアンであるバスター・キートンによる『キートンの一人百役』(もしくは『即席百人芸』)だ。
ミンストレル・ショーの様子を描いた本作でキートンは、舞台の手前で楽器を弾くオーケストラの団員から、舞台に立つ俳優やダンサー、さらに舞台係に観客席の老若男女まで、タイトルの通り1人で演じきっている。
いくつもの人格になりきる役者の演技力はもちろん、特殊メイクといった技術の力にも恐れ入る“1人多役”。不気味な男から気弱な男など多彩な姿を香川が見せている『災 劇場版』をはじめ、これらの作品で楽しめる俳優たちの変幻自在の演技には心奪われるはずだ。
文/サンクレイオ翼
