「銀魂」原作ファンこそ必見!感動も笑いもすべてパワーアップしてさらに“熱く”なった新劇場版をレビュー

「銀魂」原作ファンこそ必見!感動も笑いもすべてパワーアップしてさらに“熱く”なった新劇場版をレビュー

原作ファンも必見!劇場版だからこそ観られる“熱い”展開も

晴太と日輪を再会させるため、そして吉原の花魁たちを守るため、銀時は強敵に立ち向かう
晴太と日輪を再会させるため、そして吉原の花魁たちを守るため、銀時は強敵に立ち向かう[c]空知英秋/劇場版銀魂製作委員会

テレビアニメとして2009年に放送された第139話「財布は尻ポケットに入れるな」から、第146話「昼間に飲む酒は一味違う」にかけたエピソードの映画化ではあるが、決して再編集版などではなく、あらゆる点でパワーアップしていることから完全新作と言っても過言ではない本作。まず作画が実に美麗な映像に差し替わっているのは注目だ。激しい戦いによって崩れ落ちる鳳仙の城、燃え盛る炎のなかで決意を胸に立ち上がる銀時たち。バトルシーンの迫力が何十倍にもなってよみがえり、目が追いつかないほどにスピード感を増している。また冒頭の出会いのシーンで晴太にスられる銀時の財布の形や、かぶき町の街中にある看板など細かな部分まで新たに描き下ろされていて、目がいくつあっても足りず1回観たくらいではすべてを把握することは不可能だ。

時を同じくしてとある事件を追う真選組の面も吉原へ
時を同じくしてとある事件を追う真選組の面も吉原へ[c]空知英秋/劇場版銀魂製作委員会

次に、原作には登場しなかったキャラクターが多数登場していることも、本作を観る理由としてこのうえなく大きなポイントになっている。近藤勲(声:千葉進歩)など真撰組のメンバーは銀時たちとは異なる目的で吉原に潜入しており、日輪をめぐる銀時たちのストーリーと真選組が追う事件という、この2つの物語が併走することによって吉原の闇の顔がより浮き彫りになっていく。そしてその2つの物語がどの時点でどのように交わっていくのか…。こうした新たな展開は劇場版だからこその見どころであると同時に、物語に新たな深みを与えているポイントでもある。

「銀魂」ならではのギャグシーンもたっぷり!
「銀魂」ならではのギャグシーンもたっぷり![c]空知英秋/劇場版銀魂製作委員会

そして「銀魂」の真骨頂であるギャグシーンも倍返し!冒頭から笑いにあふれておりここを見逃すと大損するので、遅刻厳禁だ。また、銀時たちと月詠が邂逅した際の“くない”のくだりは今作でも健在で、ここはもう何度観ても腹を抱えて笑ってしまう。さらに真選組の登場によって新たな笑いも生まれ、攘夷志士の桂小太郎(声:石田彰)と近藤のやりとりは、本当にもうなにをしに来ているのやらだ。いま自分は感動で泣いているのか、笑いすぎて泣いているのか、わからなくなるのでご注意。

“スーパーアドバイザーゴリラ”として参加した、原作者である空知英秋お墨付きの泣きと笑いと感動。原作を読んでいるから、テレビシリーズで観ているからと言って、決して気を緩めてはいけない。パワーアップしたバトルシーンにおけるキャラクターの動きや戦闘時の音、そして銀時のキメ顔を、ぜひ劇場で楽しんでほしい!


『新劇場版 銀魂 -吉原大炎上-』は公開中!
『新劇場版 銀魂 -吉原大炎上-』は公開中![c]空知英秋/劇場版銀魂製作委員会

文/榑林史章

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