「映画を作っていた時間は、ずっと色あせずに続いている」『サマーウォーズ』トークイベントに細田守監督が登壇!神木隆之介もサプライズ登場し“あのセリフ”を叫ぶ
気に入っているシーンについて聞かれると、細田監督は丸いちゃぶ台の周りを走り回ってリモコンを奪い合うシーンを挙げた。「アニメーターが作り上げたすばらしい動きに、神木くんが健二としてテンションを合わせることで、コミカルさを出していきました。何度もテイクを重ねるうちにうまい作画に近づいていって、神木くんはこうやってどんどん自分のものにしていくんだなと思ったことを思い出します」と話す。神木は、「現実世界の人物と『OZ』の世界のキャラクターの、声の抑揚や声質の違いが細かく描かれているところが好きです」とコメント。そういった演技をするよう、細田監督から出演者たちに指示があったわけではなく、演じるなかで自然と変化していったのだという。
今年で芸歴30年を迎えた神木は、「お芝居が大好きという気持ちだけでやらせてもらってます。いままで出会った方たちに助けていただきながら、がむしゃらに走ってきて、いつの間にか30年経ったんだな、という思いです。本当に感謝しかありません」とコメント。イベントの最後には、いまや作品を飛び越えアニメーション映画のアイコンにもなったセリフ「よろしくお願いしまぁぁぁすっ!」を全力で叫び、会場からは拍手が沸き起こった。
細田監督は「(当時のことを)本当に昨日ことのように思い出します。あの時一緒に映画を作っていた時間は、いまもずっと色あせずに続いているんだなと思います。まさか何年も経ってこの作品のことを話すことになるなんて思いもよらなかったけど、そういうことも含めて本当に幸運で、こうやってずっと続いていくことがアニメーション映画の魅力なんだと感じさせてくれた観客の皆さんにもお礼を言いたいです」と語り、トークイベントを締めくくった。
第1回あいち・なごやインターナショナル・アニメーション・フィルム・フェスティバルは、12月17日(水)まで開催中。期間中はミッドランドスクエア シネマや109シネマズ名古屋をはじめ、名古屋市内の上映施設を中心とした会場で多くのアニメーション作品が上映されるほか、多彩なゲストを迎えてのトークショーも開催される。
取材・文/編集部
