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A24製作『Marty Supreme』世界初お披露目で、ティモシー・シャラメに最大級の賛辞!「ディカプリオを彷彿」「あまりにも輝かしい」

A24製作『Marty Supreme』世界初お披露目で、ティモシー・シャラメに最大級の賛辞!「ディカプリオを彷彿」「あまりにも輝かしい」

ティモシー・シャラメが主演を務め、サフディ兄弟の兄ジョシュ・サフディが17年ぶりに単独で長編作品の監督を務めたA24作品『Marty Supreme』。12月25日の北米公開に先駆けて現地時間10月6日夜、ニューヨーク映画祭でワールドプレミア上映が行われ、はやくも大きな反響に包まれているようだ。

アメリカ卓球界で1940年代から長きにわたって活躍し、世界卓球選手権で5つの銅メダルを獲得するほか22のタイトルを獲得した実在のプレイヤー、マーティ・リーズマンの半生からインスパイアされた本作。物語の舞台は1950年代のニューヨーク。マーティ・マウザーという名の若き卓球選手が困難を乗り越えながら、偉大な選手へとのぼり詰めていく姿が描かれていく。

共演にはオスカー女優のグウィネス・パルトロウや、『アンティル・ドーン』(25)のオデッサ・アジオン、『キング・オブ・ニューヨーク』(90)などで知られる映画監督のアベル・フェラーラ、“タイラー・ザ・クリエイター”ことタイラー・オコンマらが名を連ねており、A24作品としては史上最高額となる7000万ドルの製作費がかけられたことでも話題に。ジョシュの弟ベニー・サフディが単独で監督を務めた『The Smashing Machine』と共に、A24が第98回アカデミー賞に向けた賞レースへ送りだす一本として注目を集めている。

【写真を見る】「シャラメはこの男を演じるために生まれてきた」キャリアハイとの呼び声も高い名演で、オスカー“三度目の正直”なるか
【写真を見る】「シャラメはこの男を演じるために生まれてきた」キャリアハイとの呼び声も高い名演で、オスカー“三度目の正直”なるか[c]Everett Collection/AFLO

ワールドプレミアから1週間が経った時点ではまだ正式にレビュー解禁がされていないものの、SNS上には多くの批評家からの絶賛評が相次いでいる。「最初から最後まで生命力にあふれた、壮大で衝撃的なスポーツ叙事詩。これまで映画化されたスポーツ映画のなかで、もっとも爽快で優れた作品だ」(マット・ネーリア/Next Best Picture)をはじめ作品全体の熱量を高く評価する声はもちろんのこと、特に目立っているのは主人公のマーティを演じたシャラメへの熱烈な賛辞の数々。

「ティモシー・シャラメはキャリア最高の演技を見せており、この男を演じるために生まれてきたかのようだ」(デヴィッド・キャンフィールド/The Hollywood Reporter)、「ティモシーのスターパワーはあまりにも輝かしく、まるで超新星のよう」(ホアイ・トラン・ブイ/Inverse)、「ティモシーの演技は『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』のレオナルド・ディカプリオや、『アンカット・ダイヤモンド』のハワード(アダム・サンドラー)を彷彿とさせる」(レンディ・ジョーンズ/Rendy Reviews)などなど。

昨年『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』(24)で2度目のアカデミー賞主演男優賞ノミネートを果たしたものの、惜しくも受賞を逃したシャラメ。キャリアハイとの呼び声も高い本作で2年連続3度目のノミネート、ひいては初受賞への期待も高まっていくことだろう。まだ日本公開の時期が決定していない『Marty Supreme』。今後、特に目が離せない一本となりそうだ。


文/久保田 和馬

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