『死霊館 最後の儀式』創始者ジェームズ・ワンが語るシリーズへの想い「本作もぜひ映画館で観てもらいたい」
「ソウ」シリーズや「インシディアス」シリーズを手がけたジェームズ・ワンが、実在した心霊研究家の体験をもとに映画化した「死霊館」シリーズの最新作『死霊館 最後の儀式』(10月17日公開)。本作よりジェームズ・ワンのインタビュー映像が到着した。
「IT/イット」、「アナベル」のニューライン・シネマ製作、「死霊館」ユニバースの生みの親にして「ソウ」シリーズ、「インシディアス」シリーズなど数多くの傑作ホラーを手掛けたワンが、実在した心霊研究家ウォーレン夫妻が体験した、人知を超えた戦慄の怪奇事件“実話”をもとに映画化した「死霊館」シリーズ。『死霊館』(13)、『死霊館 エンフィールド事件』(16)、『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』(21)、さらに劇中に登場する実在する呪われたアナベル人形が巻き起こす恐怖を描いた「アナベル」シリーズや、『死霊館 エンフィールド事件』に登場する悪魔のシスター“ヴァラク”のルーツに迫る前日譚「死霊館のシスター」シリーズといった数多くの作品が生みだされ、圧倒的な恐怖で世界中の観客を魅了してきた。そして世界累計興行収入は3000億円を超え、ホラー映画の金字塔として一大フランチャイズへと発展、いまも全世界のホラー映画ファンを虜にし続けている。
全世界で超異例の特大ヒットを記録し、日本でもIMAX及び3種類の異なるラージフォーマット(4D/SCREENX/Dolby Cinema)上映に加え、10月10日(金)には過去作&新作最速上映を含む「〈493分の呪いに耐えろ〉シリーズ一気見!一夜限りの“悪魔オールナイト” with アナベル!」の開催といった、シリーズ史上最恐イベントが続々と決定するなか、いよいよ10月17日(金)に公開となる『死霊館 最後の儀式』。 その期待と熱狂をさらに加速させるべく、「死霊館」ユニバースの創始者であり、本作ではプロデューサーを務めたワンのインタビュー映像が解禁となった。
映像でワンは、「シリーズ1作目の『死霊館』は、手掛けた作品の中でも特に思い入れがある。望んでいた道へ進む、きっかけを作ってくれた作品だ」と、本シリーズが自身のキャリアの軸となる作品となったことを感慨深く振り返った。さらに、「ウォーレン夫妻の物語を映画化できて本当にうれしく思う。いよいよここまで来た。長年愛されてきたシリーズも”最後の儀式”でついに完結する」と万感の想いを語っている。 世界中で大好評のラージフォーマット上映にも期待が集まるが、劇場で見るべき理由についても力強く言及し、「昔からホラー映画はみんなで楽しむものだった。だから本作もぜひ映画館で観てもらいたい。暗闇の中で大勢のホラーファンと一緒に、すばらしい音響と大スクリーンで恐怖を体験してほしい。映画館での鑑賞を意識して作ったので、『死霊館』ユニバースの最終章は、最高の音響と映像を映画館で楽しんで!これで最後!『死霊館』ユニバースの集大成ですからね」と、“仕掛け人”当人が茶目っ気たっぷりに語っている。
身を揺るがす恐怖の一方で、家族愛を軸に人間味溢れるドラマを紡いできた本シリーズの中核として存在したのは、ロレイン・ウォーレン(ベラ・ファーミガ)とエド・ウォーレン(パトリック・ウィルソン)夫妻である。別のインタビューでワンは彼らについて、「ベラとパトリックは常にこのシリーズの中心でした。彼らはスクリーン上でも現場でもすばらしい関係で、本当に仲がいい。それは作品を通して伝わっていて、観客も彼らが演じるキャラクターがよりリアルに感じていると思います。それこそがファンがこの映画を愛する大きな理由の一つなんです」と、シリーズを語るうえで欠かせない2人の名優への熱い信頼の想いを吐露している。
さらにワンは「私にとって『死霊館 最後の儀式』は、まさに一つの時代の終わりであり、それゆえに、少しほろ苦い気持ちもあります」と、秘めた本心を告白。「このシリーズの製作は本当に楽しい時間でした。ベラとパトリック、キャストやスタッフと一緒に作り上げるなかで、まるで家族のような一体感があったからです。だからこそ、終わりに近づいていることに少し感傷的な気持ちになります。しかし、すべてのいいものがそうであるように…終わらせるのにいまがちょうどいいタイミングなんだと思います」と、これまで込めてきた本シリーズへのただならぬ情熱を振り返っている。
全世界を震撼させている『死霊館 最後の儀式』は、いよいよ 来月10月17日(金)に日本公開。最後の“死霊館”となる本作を、叫んで、震えて、全身で体感せよ!
文/サンクレイオ翼