公開から43年、巨匠スティーヴン・スピルバーグ監督が贈る名作SFファンタジー『E.T.』金ローで放送
公開から43年、いまなお語り継がれるスティーヴン・スピルバーグ監督不朽の名作『E.T.』(82)が金曜ロードショーで、10月10日(金)に放送されることが決定した。
公開当時、スター・ウォーズを抜いて全世界で1位の約7.973億ドルの大ヒットを記録し、世界中を感動の渦に巻き込んだ本作。これまで一般的だった「宇宙人(Alien)」に代わり「E.T.(THE EXTRA TERRESTRIAL)」という名称を世間に一般化させる程の社会現象を生み、「宇宙人」=“地球を侵略する怖い存在”から「E.T.」“=友だちになれる地球外生命体”と人々の意識を変える影響を与えるきっかけとなった。
地球に置き去りにされてしまった異星人(E.T.)と、孤独な10歳の少年、エリオットとの友情を描いた本作は、監督のスピルバーグが両親の離婚など、複雑な家庭環境の中にいた自らの少年時代の記憶や思いが込められた作品としても知られている。脚本は、元「ピープル」誌の記者で、当時ハリソン・フォードの恋人だったメリッサ・マシソン。本作は、スピルバーグ監督が『レイダース/失われた《聖櫃》』(81)の撮影中のチュニジアで思いついたアイデアを彼女に話しながら構想をまとめていったという。音楽はスピルバーグ作品に欠かせない巨匠ジョン・ウィリアムズが担当。印象深く感動的なテーマミュージックで作品をよりエモーショナルに彩る。
孤独な少年と、地球に置き去りにされた宇宙人E.T.との交流を描く名作SFアドベンチャー。40年経っても色褪せることない感動をぜひこの機会に楽しんでほしい。
文/鈴木レイヤ
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