才能&努力、対象的な2人の25年『ひゃくえむ。』幼少期から社会人までの関係性を捉える場面写真
「チ。―地球の運動について―」で⼿塚治⾍⽂化賞マンガ⼤賞を史上最年少受賞した新鋭、⿂豊の連載デビュー作を劇場⻑編アニメーション化した『ひゃくえむ。』が9⽉19⽇(⾦)より公開される。本作より、対象的なトガシと小宮の姿を写した新場面写真が到着した。
原作は、陸上競技の世界で“100m”という⼀瞬の輝きに魅せられた者たちの情熱と狂気を描いた「ひゃくえむ。」。「⼼が熱くなる」、「スポーツ漫画で感じたことない感覚」と多くの共感と驚きを呼び、完結後も熱狂的な⼈気を集めている。監督は、⻑編1作⽬の『⾳楽』(19)で“アニメ界のアカデミー賞”と名⾼いアニー賞ノミネートをはじめ、国内外の多数の映画賞で⾼い評価を受ける気鋭のクリエーター岩井澤健治が⼿掛ける。
声の出演には、⽣まれつき⾜の速い“才能型”のトガシを松坂桃李、トガシとの出会いから、100m⾛にのめり込んでいく“努⼒型”の⼩宮を染⾕将太。さらに、100mの熱き世界で主⼈公のトガシと⼩宮を取り巻くキャラクターに内⼭昂輝、津⽥健次郎ら総勢12名の豪華声優陣が命を吹き込む。主題歌はOfficial髭男dismの8か⽉ぶりのリリースとなる書き下ろし最新曲「らしさ」。メンバーが原作に感銘を受けたことからコラボレーションが実現し、最⼤の熱量で作品を彩る。
先⽇、メインキャラクター5⼈のキャラクターPV&ビジュアルが解禁されると、SNS上では対照的な主⼈公のキャラクターや関係性が話題となり、2⼈の陸上⼈⽣を描いた熱い物語への期待が⾼まっている。このたび解禁されたのは、そんなトガシと⼩宮の関係性に迫った新規場⾯写真。⼩学6年⽣で100m⾛全国1位のトガシは、⽣まれながらの⾜の速さで、友⼈も⾃⾝の居場所も何不⾃由なく⼿に⼊れてきた。しかし、天才ランナーとして名を馳せながらも、次第に勝たなければいけないプレッシャーに苛まれていく。
⼀⽅、転校⽣の⼩宮は内気であまりクラスにも馴染めず、つらい現実から逃れるべくただがむしゃらに⾛っていた。しかし、「100mを誰よりも速く⾛れば、全部解決する」と⾔い放つトガシと出会い、速く⾛る⽅法を教わりながら放課後2⼈で練習を重ねていく。中学⽣以降の成⻑したトガシを演じた松坂は、「トガシは⼩さい頃は負けなしですが、その才能が⽌まっていることに気づき始めてから、いろんな感情があふれだします。そういった⼈間臭さがトガシの魅⼒です」と共感。⼩宮役の染⾕は、「⼩宮は⾃分のことがわかっているようでわかっていないんです。⾃分の殻に閉じこもりそうになるところを、トガシに解放してもらうという関係性はすてきだと思います」と⾃⾝の役柄と2⼈の関係性についてコメントする。
今回紹介する場⾯写真は、⼩学⽣時代に親交を深める2⼈の様⼦と、成⻑し陸上に向き合う2⼈の姿が切り取られている。転校初⽇に⿊板の前で⾃信なさげに俯く⼩学6年の⼩宮だが、トガシに⾛り⽅のアドバイスを受けながら練習を重ね、放課後⼀緒に過ごす時間が増えていく。天性の速さを持つがゆえに、どこか陸上に対し冷めていたトガシは、⾃⾝と対照的に瞬く間に陸上へのめり込み、⼤きく成⻑していく“努⼒型”の⼩宮に影響され、初めて“熱”を感じる。そんな正反対の魅⼒を放つ2⼈の主⼈公たちが築く、ライバルとも親友ともいえる特別な関係は観る⼈の⼼も熱く揺さぶる。
年⽉が経ち、トラックを⼒強く疾⾛するトガシと、真剣な表情でスタート位置につく⼩宮。⼀⽅、不安げな表情でモヤの中を⾛るトガシの姿や、社会⼈選⼿となりレース前に⾔葉を交わす2⼈も収められている。⼩学⽣時代に放課後の河川敷でともに陸上に励んだ2⼈の関係は、25年の陸上⼈⽣の中でどのように変化していくのか?
100mに魅了された2⼈がすべてを懸けて挑む最終レース。0.001秒が分ける勝負の先に掴むものとは?リアリティ満載な⼈間模様と、⼼を突き動かされる興奮と感動の陸上ドラマをお⾒逃しなく!
文/サンクレイオ翼