“わずか4日間”で日本歴代興収ランキング100位入り目前!『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』が興収73億円超えで、『無限列車編』を上回る特大ヒットスタート

“わずか4日間”で日本歴代興収ランキング100位入り目前!『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』が興収73億円超えで、『無限列車編』を上回る特大ヒットスタート

“海の日”の祝日を含む連休となった7月18日から7月20日までの全国映画動員ランキングが発表。今週はもちろん、ついに公開を迎えた『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』(公開中)の一強。全国452館(IMAX59館を含む)という大規模で、ほとんどの劇場で複数スクリーンを開け、1日の上映回数は10回、20回以上(なかには40回にも及ぶ劇場も)がデフォルトという異例の盛り上がりのなかで始まった同作の成績を、まずは初日から順に細かく見ていくことにしよう。

夏休みの映画館が『鬼滅の刃』一色に!

【写真を見る】日本歴代No.1メガヒットの『無限列車編』を超える記録づくめのオープニングで、日本中が“鬼滅”一色に
【写真を見る】日本歴代No.1メガヒットの『無限列車編』を超える記録づくめのオープニングで、日本中が“鬼滅”一色に[c]吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

午前0時に全国24館で世界最速上映も行われた公開初日の7月18日。この日一日だけで観客動員数115万5637人、興行収入16億4605万4200円を記録。これは初日成績として歴代No.1の数字であり、最終興収404億3000万円を記録する歴史的メガヒットとなった『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』(20)の初日動員の約91万人を大きく上回っている。

公開2日目にはさらに数字を伸ばし、動員が126万6172人で興収が18億4042万4100円。これは『無限列車編』が公開2日目に打ち立てた一日の歴代最多動員数127万234人にあと一歩及ばず。しかし、その翌日の7月20日に動員142万1804人、興収20億3782万200円を記録し見事に新記録を樹立。そして祝日となった7月21日にも動員132万735人、興収17億9154万8300円と、前日に次ぐ歴代2位の成績を叩きだした。

たった4日で日本歴代興収ランキング100位入り目前!?
たった4日で日本歴代興収ランキング100位入り目前!?[c]吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

やや遠回りになったが、初日から3日間のオープニング成績の累計は、動員384万3613人&興収55億2429万8500円。これは『無限列車編』のオープニング成績との対比で、動員が112%、興収が120%(興収の伸びが高いのは、この数年のあいだで映画の入場料金がわずかに値上がりした点と、ラージフォーマット上映の比率などが関係しているのであろう)。言わずもがなこれは、日本の映画興行における歴代最高のオープニング成績だ。

そして祝日を含めた公開4日間の成績は、動員516万4348人&興収73億1584万6800円。参考までに、7月21日時点での日本歴代興収ランキングの100位は『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(16)の興収73億4000万円。つまりたった4日間で歴代トップ100入りが眼前に迫るという、驚異的なスタートを飾ったのである。


『無限列車編』は公開10日で興収100億到達。『無限城編』は?
『無限列車編』は公開10日で興収100億到達。『無限城編』は?[c]吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

もはやほかの作品と比較して論じるのは不可能なレベルに達している『無限城編』。『無限列車編』の公開時は比較的閑散としやすい10月であり、なによりもコロナ禍のまっただなか(まったくそれがハンデになっていなかったが)。しかし今回は、夏休み興行のど真ん中に照準をあわせてきたとなれば、平日の動員も安定するだろうし、『無限列車編』が公開から10日間で達成した興収100億のラインを明日明後日にも突破することは確実。しばらくは『無限城編』の無双ぶりを見せつけられることになるだろう。

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