Snow Man渡辺翔太、浴衣姿で新宿の盆踊り大会にサプライズ登場!空に虹がかかり、「映画がヒットする予感がします」と興奮
大ヒットホラーシリーズの最新作『事故物件ゾク 恐い間取り』(7月25日公開)の夏祭りイベントが7月13日に霞関山本覚院太宗寺で行われ、映画単独初主演、そしてホラー映画初挑戦を果たした渡辺翔太(Snow Man)と、共演の畑芽育、原作者の松原タニシが出席。浴衣姿で盆踊り大会にサプライズ登壇し、会場をどよめかせた。
本作は、事故物件に住み続ける1人の芸人松原タニシの実体験に基づく物語を映画化したシリーズの最新作。タレントになる夢を諦めきれずに福岡から上京し、ひょんなことから「事故物件住みますタレント」として活動を始めることになった桑田ヤヒロ(渡辺)が、“必ず憑りつかれる部屋”、“いわくつきの古い旅館”、“降霊するシェアハウス”といった事故物件を転々とし、それぞれの物件に隠された謎に迫っていく。
この日は、盆踊り大会の前にまずはお化けに扮したキッズダンサーグループ「STUDIOKG」が登場。Snow Manによる主題歌「SERIOUS」に合わせてダンスした。松原の怪談噺に続いて、渡辺と畑が浴衣姿で会場に姿を現すと大歓声が湧き起こり、大きな笑顔を見せた渡辺は「今日のイベント自体、そして我々の登壇自体、ゲリラでやっているので。出てきてシーンというリアクションだったらと心配だったんですが、皆さん黄色い歓声をありがとうございます」と感謝しきり。
浴衣で盆踊り大会に駆けつけたが、会場から「似合っているよ!」と声が上がると、楽しそうにお礼を述べた渡辺は、「夏が始まったなという感じがある」と特別なシチュエーションに笑顔。畑が「虹が出ています!」と空にかかった虹に気づくひと幕もあり、渡辺も「本当だ!すごい!」と興奮しながら「めっちゃ虹だ!映画、ヒットの予感がします」、畑も「縁起がいい!」と声を弾ませるなど、幸福感に包まれながらイベントがスタートした。
夏祭りの思い出に話が及ぶと、渡辺は「実家の目の前に神社があって。実家の目の前でお祭りをやっていたので、小さい時はしょっちゅうお祭りにいっていた」とのこと。「デビューしてなかなか人がたくさんいる場に行くことが減ってしまったので、今日はうれしいですね」と貴重な機会になった様子。「焼きそばを食べたい。金魚すくいとかもやりたいですね」と屋台を見渡しながら、テレビ番組で金魚すくいをやった際には「ラウールがうまかった」と話していた。
ホラー映画の撮影時には、実際に怖い出来事もあったという。渡辺は「怪現象と言っていいのか、撮影中に照明が急に割れたり、撮影現場で実際に金縛りにあったりとか。これがお化けの仕業なのかはわかりませんが、トラブルに巻き込まれました」と告白。「幽霊って、やさしい人に取り憑くみたいなんです。だから僕はやさしい人なのかなって」と“やさしすぎて憑かれやすい”主人公と同じく、自身も「やさしい」とお茶目に語る。
また渡辺は「畑さんの演技力」も怖かったといい、「撮影では、同じシーンを違う角度から何回も撮るんです。畑さんが涙するシーンがあるんですが、連続で5回撮った時に、すべてのテイク、5回とも同じタイミングで涙を流していた。プロの俳優さんの技量を見て、いい意味で怖いなと思いました」と裏話を口にすると、会場からも畑の奮闘に拍手が上がった。また松原は「渡辺翔太さんの顔」が怖かったとのこと。「すごく怖がるのがうまい。渡辺さんを見ていたら、怖くなる。僕が体験していたのは、こんなに怖い現象だったんだと、渡辺さんの顔を見て思いました」とホラー映画にぴったりの、渡辺の演技に太鼓判を押していた。そしてSnow Manのメンバーからの差し入れも撮影現場を盛り上げたようで、畑が「メンバーの皆さんにも感謝ですね」と目尻を下げると、渡辺は「阿部(亮平)さんがお弁当を差し入れてくれた。他のメンバーからの差し入れが入る。この文化は、Snow Man“あるある”」とメンバーとの絆について明かしていた。
本作は、「怖いと同時に、夏を感じられる映画。皆さんの夏休みのひとつの思い出になってもらえたら」と願った渡辺。自身の夏の思い出を発表することになると、「実家の近所の大学に通っていて。とはいえ、自転車で50分くらい。50分かけて、自転車で通学していた。真夏に、15分くらいの地点で自転車がパンクしてしまって。そこから1時間くらいかけて、自転車を押しながら大学に行った。真夏なので、汗だくになって服もびちゃびちゃ」と振り返り、「苦い夏の思い出」だと語っていた。
取材・文/成田おり枝