鈴木亮平、劇場版『TOKYO MER』雷雨のカーペットイベントでファンに感謝のハイタッチ!「天が祝砲を鳴らしてくれている」

鈴木亮平、劇場版『TOKYO MER』雷雨のカーペットイベントでファンに感謝のハイタッチ!「天が祝砲を鳴らしてくれている」

TBS日曜劇場枠で放送されたドラマの劇場版第2弾となる劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション』(8月1日公開)の完成を記念したプレミアイベントが7月10日に六本木ヒルズアリーナ&TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、主演の鈴木亮平をはじめ、江口洋介、菜々緒、高杉真宙、生見愛瑠、宮澤エマ、賀来賢人、石田ゆり子、松木彩監督が出席した。

【写真を見る】『TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション』豪華キャスト陣がずらりとピンクカーペットに登場!
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最新の医療機器とオペ室を搭載した大型車両、“ERカー”で事故や災害の現場に駆け付け、自らの危険を顧みず患者のために戦う医療チーム「TOKYO MER」の活躍を描く本シリーズ。2023年4月に公開された劇場版第1作目は、興行収入45.3億円の大ヒットを記録した。最新作となる本作では、前作から2年後を舞台に、鹿児島と沖縄にまたがる海に浮かぶ島々を巡る「南海MER」が誕生。喜多見、そして新しいMERメンバーたちは、すべての命を救うためミッションに挑む。

この日、関東は午後から相次いでゲリラ豪雨が発生。六本木ヒルズアリーナもイベントが始まる前から雲行きが怪しくなり、イベントのスタートと時を同じくして激しい雨が降り出した。「南海MER」のシンボルでもあるハイビスカスをイメージしたピンクカーペットを歩いてキャスト陣が登場すると、約700人が集まった会場からは雨や雷の音を切り裂くような歓声が沸き起こり、鈴木は笑顔で大きく手を振った。

ファンの体調を気遣った鈴木亮平
ファンの体調を気遣った鈴木亮平

劇中で鈴木は、「南海MER」に指導医として派遣された「TOKYO MER」のチーフドクター、喜多見を演じている。トークが始まってからも強烈な雷の音がとどろき、「雨、大丈夫ですか?」と心配した鈴木は、「『TOKYO MER』は人の命を救う作品です。少しでも体調が悪いなとか思う方がいたら、近くのスタッフに言って。抜けることは恥ずかしいことではないですし、自主的にちょっとおかしいなと思ったらすぐに、勇気を持って出るようにしてください」とファンを気遣った。さらに「現在トカラ列島で避難されている方、不安な日々を過ごしている方々、そして対応にあたってくださっている方々。すべての方々にお見舞いとエールをお送りしたいと思います」とキャスト陣を代表して、地震が頻発している現地にエールを送った。

続編の実現もファンのおかげと感謝!
続編の実現もファンのおかげと感謝!

雨にも関わらず駆けつけたファンに何度も手を振っていた鈴木だが、「劇場版第2弾が完成しました。この場に『南海MER』のメンバーと一緒に立てていることが夢のようで、非常に誇らしく思います。そこに音羽先生や赤塚知事もいらっしゃって、こんなことが実現するんだなと。これもすべて『TOKYO MER』を愛してくださった皆さんのおかげ」と改めて感謝しきり。「『TOKYO MER』の撮影は毎回過酷です。実はこれと比じゃないくらいの雨が降っている日もありました。映画を観ていると全部、晴れ渡っています。これが映画のマジックです」と撮影秘話で会場を笑わせながら、「この映画の舞台は沖縄と鹿児島です。鹿児島には、出演しました大河ドラマ(『西郷どん』)を通して並々ならぬ想いがありまして。鹿児島では、雨は島津雨と言いまして、いいことの前に降ると言われています。ですのでこれは吉兆です!いま鳴っている雷も、天が祝砲を鳴らしてくれているんだなと思います」と前向きに語り、大きな拍手を浴びていた。

鈴木亮平の推し変に賀来賢人が嫉妬!?
鈴木亮平の推し変に賀来賢人が嫉妬!?

どんどんひどくなる雷雨に、イベントは短縮して終了することに。フォトセッションに入るタイミングになると、鈴木はファンのもとに猛ダッシュで駆け寄り、感謝とお礼の気持ちを込めるようにハイタッチ。そのほかのキャスト陣も鈴木に続いてファンとの交流を楽しみ、会場を喜ばせた。「『MER』らしい天気になった!」と微笑んだ鈴木は「皆さん、本当に大丈夫ですか?」と再度確認し、「今日はありがとうございました!」と心を込めた。

続けて「この場を借りて懺悔をさせてください。いままで音羽先生推しとしてやってきました。でも『南海MER』を観て、江口さん演じる牧志先生推しになってしまいました」と本作でシリーズ初参戦となった「南海MER」のメンバー、牧志に魅了されたとのこと。これには音羽役の賀来も嫉妬まじりに悔しそうな表情を浮かべて会場が笑いに包まれるなか、鈴木は「新たな南海のメンバー全員にも見せ場がある。しかも東京のメンバーにも見せ場がある。ジェシーくん演じる潮見先生の成長に心を打たれました。それくらい見どころたくさん。人が人を救うことの一点だけをまっすぐに描いてきた。誰かのために一歩踏み出す勇気を持てる人は、誰でもヒーローになれるんだという想いが込められています。ぜひ劇場で存分に楽しんでいただけたら」と呼びかけていた。

新メンバーもカーペットで笑顔
新メンバーもカーペットで笑顔

TOHOシネマズ六本木ヒルズに会場を移して行われた舞台挨拶では、看護師である蔵前役の菜々緒が、あまりの撮影の過酷さから「毎回やりたくないと思っている。本当に大変なんです」と吐露して、周囲も大笑い。大変ではあるけれど、座長である鈴木の姿勢に背中を押されたという江口は、「スタッフもそうですが、ここまで貫いてきた自信がみなぎる現場。この映画だったらなにかできるかなと思った」と充実の時間を過ごしたという。「本当に、本当に大変」と重ねていた菜々緒だが、「やりたくないと思うけど、ファンの皆さんや医療従事者の皆さんからコメントやメッセージをいただいたりする。そうなるともう一回、自分を奮い立たせてやっていこうと思う。その声が支えとなっている。このメンバーもそう。このメンバーじゃなかったらオファーを断っているなと思う。このチームにそれくらいの信頼関係があるから、続投できる」としみじみと語っていた。

賀来賢人、石田ゆり子も会場から拍手を浴びた
賀来賢人、石田ゆり子も会場から拍手を浴びた

またチームワークが見どころとなる本シリーズとあって、「信頼関係を築くうえで心がけていること、大事にしていること」について話が及ぶと、鈴木は「出身地を聞く。どういうところで育ってきたんだと知ることで、相手を知ることができるし親近感が持てる。すると相手の方も、親近感を持ってくれる。まず自分が(相手を)好きになることですね」とにっこり。登壇者全員の出身地も言えると話し、見事にスラスラとそれぞれの出身地を紹介した鈴木。「全問正解!」との声を浴び、その誠実な姿に会場からも拍手があがっていた。


取材・文/成田おり枝

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