アリスと“ふつうじゃない”世界を冒険、ハートの女王の姿も!『不思議の国でアリスと -Dive in Wonderland-』場面写真
ルイス・キャロルによって生みだされた名作「不思議の国のアリス」を日本で初めて劇場アニメーション化した『不思議の国でアリスと -Dive in Wonderland-』(8月29日公開)。本作の場面写真が一挙解禁となった。
今回解禁となったのは、原作へのオマージュが込められた新カット。「ワタシヲオノミ」と書かれた瓶を飲んで小さくなったアリスや、りせの肩にちょこんと座って「ワタシヲオタベ」と書かれたケーキを頬張る姿、手を取り合って“ふつうじゃない”世界へと一歩を踏みだすりせとアリス、さらにはハートの女王とのシーンなど、アリスの物語の世界観を象徴する印象的な場面が切り取られている。どのカットも原作の要素を随所に取り入れながら、“ふつうじゃない”が当たり前の“不思議の国”を描いた、日本のアニメーションならではの新しさを感じさせるビジュアルに仕上がっている。
篠原俊哉監督は原作「不思議の国のアリス」が時代を超えて愛され続ける理由について、「個性の強いキャラクターとナンセンスな世界設定。作品自体はストーリーらしいストーリーがなく、どこに連れて行かれるのかわからない不安感がありますが、世界設定には大量の余白があり、表現者が『不思議の国』という場を借りて新たな価値観を創出できる可能性に満ちている点も大きな魅力です。時代が変わっても愛され続けている理由かな、と思います」とコメントしている。
新しい“アリス”の世界で描かれる、笑って、迷って、時に立ち止まる大冒険。『不思議の国でアリスと -Dive in Wonderland-』をぜひ劇場で楽しんでほしい。
文/平尾嘉浩
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