“地上版『トップガン』”こと映画『F1(R)/エフワン』会心のヒットのカギは、興収シェア37.8%を誇るラージフォーマット?
『でっちあげ』など新作タイトルが大挙にランクイン!
公開4週目を迎えたディズニーの実写版『リロ&スティッチ』(公開中)は、この週末3日間で動員20万7000人、興収2億8500万円と、前週比80%以上の成績をキープして3位にランクイン。累計成績は動員158万人&興収22億円に達し、先日続編の製作も正式に決定。こちらもまだまだ勢いが持続しそうだ。
また、前週に引き続き4位をキープしている長澤まさみ主演の『ドールハウス』(公開中)も、週末3日間で動員13万4000人、興収1億7900万円と前週比80%以上の成績を保つ好調ぶりを発揮。こちらは累計成績で動員68万人&興収9億円を突破。ヒットの目安となる興収10億円到達がほぼ確実なものとなっている。
先述した映画『F1(R)/エフワン』を含め、今週はトップテン圏内のうち5作品が初登場タイトルとなっている。三池崇史監督と綾野剛が16年ぶりにタッグを組んだ『でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男』(公開中)は5位スタート。2003年に実際に起きた事件をもとにしたルポルタージュを映画化した同作は、柴咲コウ、亀梨和也、木村文乃といった実力派キャストの共演も話題に。
国民的アニメ「それいけ!アンパンマン」の劇場版第36作となる『映画 それいけ!アンパンマン チャポンのヒーロー!』(公開中)は8位に、京都アニメーション制作によるテレビアニメの劇場版『小林さんちのメイドラゴン さみしがりやの竜』(公開中)は9位。「ルパン三世」の完全新作となる『LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族』(公開中)は10位にそれぞれ初登場。
そして公開11週目にしてトップテン圏外となった『名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)』(公開中)だが、累計興収はすでに143億円に到達。前年の『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』(24)に続いて2年連続の動員1000万人は目前まで迫っており、近日中にもその朗報が届くことだろう。
以下は、1~10位までのランキング(6月27日〜6月29日)
1位『国宝』
2位「映画『F1(R)/エフワン』」
3位『リロ&スティッチ』
4位『ドールハウス』
5位『でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男』
6位『フロントライン』
7位『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』
8位『映画 それいけ!アンパンマン チャポンのヒーロー!』
9位『小林さんちのメイドラゴン さみしがりやの竜』
10位『LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族』
今週末は、『国宝』の吉沢亮を主演に迎えて奥嶋ひろまさの同名コミックを実写映画化した『ババンババンバンバンパイア』(7月4日公開)、原田泰造主演で好評を博したテレビドラマの劇場版『映画 おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』(7月4日公開)、ボーイズグループJO1に密着したドキュメンタリー映画第2弾『JO1 THE MOVIE『未完成』-Bon Voyage-』(7月4日公開)などが控えている。
文/久保田 和馬