大広間で豪華ディナーやデザートを味わう「ホグワーツディナー」に潜入!死喰い人も登場する、夢のような貸切ツアー体験レポート
参加者限定の特別体験&サプライズ演出も
ディナー中にはゲストしか体験することができない貴重な時間も用意されている。まずはゴブレットの前で写真撮影が楽しめるフォトセッションタイム。普段は入ることができない、ダンブルドア校⾧が引いた“年齢線”の内側に入って、ゴブレットと一緒に記念撮影ができるというもの。スタッフさんが撮影してくれるという手厚いサービス付きで、スマホはもちろん、「一眼レフでも撮れますよ!」と親切に対応してくれたのも印象的だった。“年齢線”のなかに入ったことをアピールするポーズや、ネームカードを投げ入れるようなポーズなど、ゲストたちは思い思いのポーズで記念撮影を楽しんでいた。
死喰い人が登場するサプライズ演出に、ゲストたちも盛り上がる
そしてもう一つ。完全サプライズ演出で死喰い人が登場し、一緒に記念撮影ができるグリーティングタイムも用意されていた。会場全体の照明がグリーンに変わり、スモークのなかから不気味な存在感を放つ3人の死喰い人が現れ、劇中さながらの不穏なパフォーマンスを披露。死喰い人たちが各テーブルを巡り、間近に迫り来るので、あまりの迫力に圧倒される参加者も。フォトセッションタイムでは、リクエストに合わせたポーズで写真撮影をしてくれるなどサービス精神あふれるおもてなしに、ゲストも大喜びだった。
ディナーが終わるまで約2時間。あっという間に時間が過ぎてしまったが、そのあとの閉館までは貸切でのツアーがスタートする。まずは大広間を抜けて、「ホグワーツライフ」エリアへ。ここでは、「グリフィンドール談話室」「男子寮」「スリザリン談話室」などの映画のセットを見ながら、デザートタイムを満喫することができた。スイーツは「ハーマイオニーのドレスクッキー」「ステンドグラスベリーヌ」「大鍋シュー」、ドリンクはコーヒー、紅茶が立食式で提供される。セットが並ぶなかでスイーツを食べるという贅沢な時間。ホグワーツの一員になったような気分が味わえ、世界観への没入感がより増したように感じられるスペシャルな瞬間だった。
期間限定の特別企画「炎のゴブレット」も見逃せない!
お楽しみはこれだけでは終わらない。各エリアには、いましか見ることができない特別企画「炎のゴブレット」の展示があちこちに展開されている。三大魔法学校のコスチュームや、死喰い人のマスクの展示、フィルムメーカーが集結して作り上げた縦横3m規模のトム・リドルの墓、三代魔法学校対抗試合の“第二の課題”で行われた水中撮影の小道具や演出・撮影の裏側を知ることができる展示、映画『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』で初登場しシリーズでも重要なシーンに登場する必要の部屋など、見ごたえたっぷりのアイテムが登場。各エリアでスタッフさんが説明や写真撮影をしてくれ、充実の時間を過ごすことができた。
スタジオツアーは2時間では回りきれないほど見どころたっぷり。このほかにも、9と3/4番線のホグワーツ特急や、魔法省、ダイアゴン横丁、ホグワーツ城の模型など、普段は来場者で人気の場所も並ばずに思う存分味わうことができる。写真を撮るために時間をあてるゲストや、お気に入りのセットを隅々まで鑑賞したり、参加者同士で仲良くなって交流を深めるゲストの姿も多かった。
ちなみに、ディナータイムなので、夜の景色を楽しめるのもポイント。「バックロット」のエリアでは、ハグリットの小屋やホグワーツ橋、夜の騎士バスなど、ライトアップされた姿を横目にバタービール(グラスはお土産として持ち帰り可能!)で乾杯することもできた。ツアーの最後は、充実なラインナップのギフトショップで新作グッズをゲット。
スタートからツアーの終了まで、約5時間の体験だったが大満喫の時間を過ごすことができた。今回参加した「ホグワーツディナー」は、5日間限定での開催だったが、普段は団体向けのプランとして「スタジオツアー東京 ディナーパッケージ」が提供されている。特別企画「炎のゴブレット」も9月8日(月)まで楽しむことができるので、この機会に訪れてステキな思い出を作るのはいかがだろうか。
取材・文/タナカシノブ