続編制作も決定!実写版『リロ&スティッチ』に心動かされる理由を、精神科医の名越康文が徹底分析

続編制作も決定!実写版『リロ&スティッチ』に心動かされる理由を、精神科医の名越康文が徹底分析

全米で3週連続No.1を記録し、日本でも、2週連続で国内興行ランキングNo.1ヒットとなった『リロ&スティッチ』(公開中)。ディズニーの人気アニメーション作品を完全実写映画化した本作は、早くも続編の制作も決定。まさにいま、“リロ&スティッチ旋風”が巻き起こっていると言っても過言ではない。鑑賞者からは感動の声が続々と寄せられている本作は、なぜここまで人々の心に刺さっているのか?MOVIE WALKER PRESSでは、映画に造詣が深い精神科医の名越康文にインタビューし、心のエキスパートの視点から、本作の見どころや心に残った名シーンを深掘りしてもらった。

「約2時間のうち1時間ずっと泣いていました」

実写版『リロ&スティッチ』が再び“スティッチ旋風”を巻き起こす
実写版『リロ&スティッチ』が再び“スティッチ旋風”を巻き起こす[c]2025 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

両親を亡くし、2人きりで暮らしていた少女リロと姉のナニ。ナニは1人でリロを育てようと奮闘するも、空回りしてばかりだ。そんな姉妹が、宇宙からやってきた暴れん坊のエイリアン、スティッチと出会い、少しずつ“オハナ(家族)”の大切な絆を育んでいく。本作を観た名越は「約2時間のうち1時間ずっと泣いていました。いま思い出しても胸が熱くなるというか、しめつけられるというか、脚本もすばらしいし、なによりもキャスティングがすごいなと思いました」と絶賛する。


愛を知らないエイリアンが愛を無くした孤独な少女と出会う
愛を知らないエイリアンが愛を無くした孤独な少女と出会う[c]2025 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

スティッチ役を、これまでのアニメーションシリーズでも演じてきたクリス・サンダースが、リロ役をマイア・ケアロハが、ナニ役をシドニー・アグドンが演じている。また、日本語吹替版では、スティッチ役を同じく長年務めてきた山寺宏一が、リロ役を人気子役の永尾柚乃が、ナニ役をME:IのMOMONAが担当した。

「本作のキャスティングはちょっと奇跡的で、僕自身の感覚的に言えばパーフェクトだなと思いました。リロやお姉さんのナニはもちろん、隣人のトゥトゥ(エイミー・ヒル)や、一見怖い社会福祉局の職員ケコア(ティア・カレル)なども、全員がぴったりでした」と、メインキャラクター以外にも、リロたちを取り巻くキャラクターを演じた、それぞれの個性が際立つキャスト陣を心から称える。

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